DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(9.29) 結果

同率首位SK、トゥサンともに勝利

 

SK 2-0 ハンファ  (大田)

(勝)サンチェス 17勝5敗  (セーブ)ハ・ジェフン 5勝3敗36S  (敗)キム・ジニョン 4敗

本塁打)SK : ロマック 28,29号

 SKは2回表にハンファの先発キム・ジニョンから5番ロマック(元横浜DeNA)の2試合連続本塁打で1点を先制した。ハンファの2番手シン・ジョンナクは6回表まで追加点を与えなかった。SKは7回表にハンファの3番手アン・ヨンミョンからロマックのこの試合2本目となる本塁打で1点を追加し、先発サンチェスは7回裏まで無失点に抑えた。ハンファの4番手キム・ボムスは8回表に追加点を与えなかった。

 SKの2番手シン・ジェウンは8回裏を無失点に抑えた。ハンファの5番手イ・テヤンは9回表に追加点を与えなかった。3番手ハ・ジェフン(元東京ヤクルト)は9回裏に相手の反撃を断ち、SKが完封リレーで勝利しトゥサンとの同率首位を守った。サンチェスは17勝目。SK打線ではロマックが2本塁打2打点と活躍。9位ハンファでは先発キム・ジニョンが4回途中1失点で降板し、打線も沈黙した。

 

 

トゥサン 3-0 LG  (ソウル・蚕室)

(勝)イ・ヨンハ 16勝4敗  (敗)イ・ウチャン 5勝4敗

 トゥサンの先発イ・ヨンチャンは3回裏まで無失点に抑えたが、4回裏に負傷で2番手イ・ヨンハに交代した。トゥサンは5回表にLGの先発イ・ウチャンからチャンスを作り、代わった2番手チャ・ウチャンから相手の暴投、代打チェ・ジュファンのタイムリー、1番ホ・ギョンミンの犠牲フライで3点を先制した。LGは7回表に2019年シーズンでの引退を表明し試合前に引退セレモニーを行ったイ・ドンヒョンを3番手として登板させ、打者1人を三振にとり4番手キム・デヒョンに交代した。

 LGの5番手チン・ヘスは9回表に追加点を与えなかった。イ・ヨンハは9回裏まで無失点に抑え、トゥサンが勝利しSKとの同率首位を維持した。イ・ヨンハは16勝目。すでに4位が確定したLGでは先発イ・ウチャンが5回途中2失点で降板し、打線が沈黙した。

 

 

キウム 4-1 ロッテ  (釜山・社稷

(勝)ブリガム 13勝5敗   (セーブ)オ・ジュウォン 3勝3敗18S  (敗)ソ・ジュヌォン 4勝11敗

 ロッテは2回裏にキウムの先発ブリガム(元東北楽天)から9番シン・ボンギのタイムリーで1点を先制した。キウムは6回表にロッテの先発の高卒新人ソ・ジュヌォンから2番キム・ハソンのタイムリーで1-1の同点に追いつき、9番キム・ウンビンの2017年10月以来の打点となるタイムリーで2点を勝ち越し逆転した。ロッテの2番手キム・ゴングクは7回表に追加点を与えなかった。キウムの2番手キム・サンスは7回裏を無失点に抑えた。ロッテの3番手チン・ミョンホは8回表に追加点を与えなかった。

 3番手チョ・サンウは8回裏を無失点に抑え、キウムは9回表にロッテの4番手キム・ウォンジュンから8番イ・ジヨンのタイムリーで1点を追加した。4番手オ・ジュウォンは9回裏に相手の反撃を断ち、キウムが勝利したが同率首位のSK、トゥサンが勝利したためレギュラーシーズン3位が確定し、10月以降のポストシーズンでは準プレーオフワイルドカード決定戦:LG-NCの勝者と対戦することになった。6回を1失点に抑えたブリガムは13勝目。先発ソ・ジュヌォンが6回3失点で降板した最下位ロッテは6連敗。

f:id:takefumif:20190929234542j:plain

キウムは6回表にキム・ウンビンのタイムリーで逆転(http://www.spotvnews.co.kr/?mod=news&act=articleView&idxno=319633 より)。

 

 

サムソン 0-7 KT  (水原)

(勝)キム・ミンス 8勝5敗2S  (敗)ユン・ソンファン 8勝13敗

本塁打)KT : ファン・ジェギュン 20号、ロハス 24号、オ・テゴン 6号

 KTは2回裏にサムソンの先発ユン・ソンファンから6番ファン・ジェギュンの本塁打で1点を先制し、先発の高卒新人ソン・ドンヒョンは3回表まで無失点に抑えた。KTの2番手キム・ミンスは5回表まで、3番手キム・ジェユンは6回表を無失点に抑えた。KTは6回裏にサムソンの2番手ペク・チョンヒョンから相手のエラー、4番ユ・ハンジュンのタイムリー、5番ロハス本塁打で4点を追加した。サムソンの3番手キム・シヒョンは追加点を与えなかった。7回表に野手登録のカン・ベッコがKTの4番手として2018年オールスター戦と同じく、ライトから投手に守備位置を変更して登板し無失点に抑えた。

 サムソンの4番手チャン・ジフンは7回裏に追加点を与えなかった。5番手ハ・ジュンホは8回表を無失点に抑え、KTは8回裏にサムソンの5番手ホン・ジョンウから2番オ・テゴンの本塁打で1点を追加した。6番手イ・デウンは9回表に相手の反撃を断ち、6位KTが2019年シーズン最後の試合を勝利で飾った。KTは2015年の一軍参入以降では最高となる6位となり、初めて勝率5割以上の成績を残した。先発ユン・ソンファンが2回1失点で降板し打線も沈黙したサムソンは8位でシーズンを終えた。2016年以降4年連続でポストシーズンに進出できず低迷が続き、2011年から2014年までのレギュラーシーズン・韓国シリーズともに4連覇の偉業はすっかり色あせている。

 

【レギュラーシーズン 順位表】
(9月29日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率

1.SK    143  87  55  1  .613

1.トゥサン  143  87  55  1  .613

3.キウム   143  85  57  1  .599

4.LG    143  78  64  1  .549

5.NC    143  73  68  2  .518

6.KT       144    71     71     2     .500

7.キア    144  62  80  2  .437

8.サムソン  144  60  83  1  .420   

.ハンファ  143  58  85  0     .406

10.ロッテ   142  48  91  3  .345

 

(文責 : ふるりん