DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(9.28) 結果

SK、トゥサン同率首位で並ぶ

 

 キウム-ロッテ(釜山・社稷)は雨天中止。

 

SK 7-9 サムソン  (大邱

(勝)イム・ヒョンジュン 1勝  (敗)チョン・ヨンイル 1勝2敗1S

本塁打)SK : チョン・ウィユン 13号、ロマック 27号、パク・チョングォン 1号  サムソン : イ・ハクチュ 7号

 SKは1回表にサムソンの先発ライブリーから4番チョン・ウィユンの本塁打で2点を先制した。サムソンは1回裏にSKの先発パク・チョンフンから4番ラフ、5番イ・ウォンソク、6番イ・ソンギュのタイムリーで3-2と逆転した。サムソンは2回裏にSKの2番手パク・ヒィスから2番イ・ハクチュのタイムリー、代わった3番手ムン・スンウォンからラフの犠牲フライ、イ・ウォンソクのタイムリーで3点を追加した。SKは3回表に2番コ・ジョンウクのタイムリーで1点を返し、7回表に9番キム・ソンヒョンのタイムリーで1点を返すと、1番ノ・スグァンの内野ゴロの間に5-6と1点差に追い上げた。

 サムソンは7回裏にSKの2番手ムン・スンウォンからイ・ウォンソクのタイムリーで1点を追加した。SKの3番手ソ・ジニョンは追加点を与えなかった。SKは8回表にサムソンの2番手チャン・ピルジュンから5番ロマック(元横浜DeNA)の本塁打で1点を返し、5番手キム・テフンは8回裏に追加点を与えなかった。SKは9回表にサムソンの3番手ウ・ギュミンから代打パク・チョングォンの本塁打で7-7の同点に追いつき、試合は延長戦に突入した。

 サムソンの4番手チェ・ジグァンと5番イム・ヒョンジュンは10回表を無失点に抑えた。サムソンは10回裏にSKの6番手チョン・ヨンイルからイ・ハクチュの本塁打でサヨナラ勝ちし、2019年シーズンの8位を確定させた。イム・ヒョンジュンは2011年5月以来の勝利。サムソン打線ではイ・ウォンソクが4安打3打点、イ・ハクチュが1本塁打3打点と活躍。SKは9回表に同点とするも延長戦でチャンスを生かせず敗れ、トゥサンと同率首位に並ばれてしまった。SK打線ではロマックが3安打1本塁打1打点、キム・ソンヒョンが3安打1打点と活躍。

 

 

ハンファ 6-7 トゥサン  (ソウル・蚕室)

(勝)ハム・トクチュ 2勝5敗16S  (敗)チョン・ウラム 4勝3敗26S

 トゥサンは2回裏にハンファの先発パク・チュホンから7番キム・ジェホのタイムリーで1点を先制し、代わった2番手チャン・ミンジェから9番リュ・ジヒョクの犠牲フライ、2番フェルナンデス、4番オ・ジェイルのタイムリーで4点を追加した。トゥサンは5回裏にハンファの3番手の大卒新人パク・ユンチョルから1番ホ・ギョンミンの内野ゴロの間に1点を追加した。ハンファは6回表にトゥサンの先発リンドブロムから4番イ・ソンヨル、5番チョン・グヌのタイムリー、6番ソン・グァンミンの犠牲フライ、8番イ・ドンフンのタイムリーで4点を返した。

 トゥサンの2番手ユン・ミョンジュンと3番手イ・ヒョンスンは7回表まで無失点に抑えた。4番手イム・ジュンソプは7回裏まで追加点を与えず、ハンファは8回表にトゥサンの4番手キム・スンフェからイ・ドンフンの2点タイムリーで6-6の同点に追いついた。ハンファの5番手アン・ヨンミョンは8回裏を無失点に抑えた。トゥサンの5番手クォン・ヒョクは9回表途中まで無失点に抑え、ハンファは9回裏から6番手キム・ボムスを登板させ、試合は延長戦に突入した。

 トゥサンの6番手ハム・トクチュは10回表まで無失点に抑えた。トゥサンは10回裏にチョン・ウラムから3番パク・コヌのタイムリーで逆転サヨナラ勝ちし、SKと同率で首位に並んだ。トゥサン打線ではオ・ジェイルが4安打1打点、パク・コヌが3安打1打点と活躍。2年ぶりにポストシーズン進出を逃していたハンファでは連勝が6で止まり、シーズン9位が確定した。

 

 

NC 2-5 KT  (水原)

(勝)キム・ジェユン 2勝2敗7S   (セーブ)イ・デウン 4勝2敗17S  (敗)イム・ジョンホ 1敗

本塁打)NC : モ・チャンミン 10号  KT : パク・キョンス 10号

 NCの先発ルチンスキーは2回裏まで無失点に抑えた。KTは3回裏にNCの2番手イ・ジェハクから相手の暴投で1点を先制した。KTの先発クエバスは5回表まで無失点に抑えた。NCの3番手ぺ・ジェファンは5回裏に追加点を与えなかった。NCは6回表にKTの2番手ハ・ジュンホから4番モ・チャンミン本塁打で1-1の同点に追いつき、4番手キム・ジンソンは6回裏を無失点に抑えた。KTの3番手キム・ミンスは7回表を無失点、NCの5番手イム・チャンミンは7回裏をそれぞれ無失点に抑えた。

 NCは8回表にKTの4番手キム・ジェユンから途中出場の6番キム・チャンヒョンのタイムリーで1点を勝ち越した。KTは8回裏にNCの6番手イム・ジョンホからチャンスを作り、代わった7番手チャン・ヒョンシクから4番ファン・ジェギュンのタイムリー、途中出場の5番パク・キョンスの本塁打で5-2と逆転した。NCの8番手の高卒新人ソン・ミョンギは追加点を与えなかった。5番手イ・デウン(元千葉ロッテ)は9回表に相手の反撃を断ち、6位KTが勝利した。すでにポストシーズン進出を決めた5位NCは、この試合を選手の調整に当てていたと思われる。

 

 

LG 1-7 キア  (光州)

(勝)イム・ギジュン 2勝2敗   (敗)ソン・ウンボム 2勝6敗

 LGの先発の大卒新人カン・ジョンヒョンは3回裏まで無失点に抑えた。キアは4回裏にLGの2番手ソン・ウンボムから5番リュ・スンヒョンと7番イ・ジョンフンのタイムリーで2点を先制した。LGは5回表にキアの先発パク・チンテからチャンスを作り、代わった2番手イム・ギジュンから4番ペゲーロ(元東北楽天)の犠牲フライで1点を返した。キアは5回裏に途中出場の2番チェ・ジョンヨンの2016年のSK在籍時以来の打点となるタイムリーで1点を追加した。キアの3番手パク・チュンピョは無失点に抑えた。LGの3番手ヨ・ゴヌクは6回裏まで追加点を与えなかった。

 キアの4番手イ・ジュニョンは7回表を無失点に抑えた。キアは7回裏にLGの4番手の高卒新人チョン・ウヨンからリュ・スンヒョン、途中出場の6番コ・ジャンヒョクへの連続の押し出しの死球、イ・ジョンフンのタイムリーなどで4点を追加した。キアの5番手コ・ミョンチャンは8回表を無失点に抑えた。LGの5番手ムン・グァンウンは8回裏まで追加点を与えなかった。6番手チョン・サンヒョンは9回表に相手の反撃を断ち、すでに7位が確定していたキアが勝利し3連勝となった。キア打線ではイ・ジョンフンが3安打2打点と活躍。

 キアは2019年5月、キム・ギテ監督が成績不振で辞任しパク・フンシク監督代行が指揮を執ったものの、出遅れが響き2015年以来4年ぶりとなるポストシーズン進出失敗で2019年シーズンを終え、2017年韓国シリーズ優勝からの低落傾向が続いた。4位LGはポストシーズン進出をすでに決め、この試合は選手の調整に当てていたと思われる。

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キアのイ・ジョンフンは7回裏のタイムリーで3安打2打点を記録(http://www.newsis.com/view/?id=NISI20190928_0015644033 より)。

 

【レギュラーシーズン 順位表】
(9月28日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率

1.SK    142  86  55  1  .610

1.トゥサン  142  86  55  1  .610

3.キウム   142  84  57  1  .596

4.LG    142  78  63  1  .553

5.NC    143  73  68  2  .518

6.KT       143    70  71     2    .496

7.キア    144  62  80  2  .437

8.サムソン  143  60  82  1  .423   

.ハンファ  142  58  84  0     .408

10.ロッテ   141  48  90  3  .348

 

(文責 : ふるりん