DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

新外国人投手ヘンリー・ソーサ(元LGなど)と契約  ダイクソーン退団

 SKは6月3日、2019年シーズンの新外国人選手としてヘンリー・ソーサ投手(33)と契約金35万ドル、年俸17万ドルの総額52万ドルで契約した。

 ドミニカ共和国出身の右腕ソーサは2011年にヒューストンアストロズで初めてMLB(メジャーリーグベースボール)に昇格し3勝を記録した。翌2012年シーズン途中の5月にキアと契約し、先発として9勝をあげ2013年まで在籍した。2014年シーズン途中の5月にネクセン(現キウム)と契約し10勝を記録するも、翌2015年からLGと契約し、2017年まで4年連続2ケタ勝利を記録した。2018年は9勝を記録するもシーズン終了後に自由契約となった。

 ソーサは2019年1月に台湾プロ野球・富邦と契約し、レギュラーシーズンでは6月2日まで12試合に登板、8勝2敗、防御率1.56の成績だった。2位トゥサンと一進一退の首位争いを続けるSKは、韓国での経験が豊富で、初めてプレーする台湾でも結果を残していることもあり先発として安定した投球を見込めるソーサを獲得し、投手陣をより強固なものにしようとしている。韓国での通算7年間の成績は194試合に登板、68勝60敗1セーブ2ホールド、防御率4.32。

 一方、SKは2019年シーズン当初契約していた外国人選手のうちブロック・ダイクソーン投手(24)をウェーバー公示し退団させることになった。カナダ出身の右腕ダイクソーンは2m以上の長身を武器とし、MLBでの出場経験はないが24歳という若さを見込まれてSKと契約し、2019年シーズンは12試合に登板、3勝2敗、防御率3.56の成績だった。しかし先発として6回を投げきれなかった試合が6試合と半分を占め、首位争いをするチームの主力選手としての信頼を得られなかったようである。なお、ダイクソーンは6月4日のキウム戦で先発予定だったが、予告先発はイ・ケビンに変更となった。

 

(注:6月3日時点の為替レートは10万ドルが1083万7000円。)

 

(文責:ふるりん