DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(5.22) 結果

SK首位浮上  キア3連勝で最下位脱出

 

トゥサン 1-3 KT  (水原
(勝)オム・サンベク 2勝2敗  (セーブ)チョン・ソンゴン 2勝2敗6S  (敗)リンドブロム 7勝1敗

  KTは3回裏にトゥサンの先発リンドブロムから9番チョ・ヨンホのSKからの移籍後初打点(2017年9月以来の打点)となるタイムリーで1点を先制し、先発ペ・ジェソンは5回表まで無失点に抑えた。トゥサンは6回表にKTの2番手オム・サンベクから4番キム・ジェファンのタイムリーで1-1の同点に追いついた。KTは6回裏に5番ファン・ジェギュンの犠牲フライと相手の暴投で2点を勝ち越した。

 トゥサンの2番手クォン・ヒョクは追加点を与えなかった。KTは7回表から3番手チョ・グンジョン、4番手チュ・グォンと継投策をとった。トゥサンの3番手ユン・ミョンジュンは追加点を与えなかった。5番手チョン・ソンゴンは相手の反撃を断ち、7位KTが勝利し3連勝となった。トゥサンは先発リンドブロムが6回途中3失点で降板し首位から陥落した。

 

 

SK 2-0 LG  (ソウル・蚕室
(勝)サンチェス 6勝2敗  (セーブ)ハ・ジェフン 4勝1敗8S  (敗)ケリー 5勝4敗

 SKは3回表にLGの先発ケリーから4番ロマック(元横浜DeNA)のタイムリーで1点を先制し、先発サンチェスは6回裏まで無失点に抑えた。SKは7回表に2番コ・ジョンウクのタイムリーで1点を追加し、7回裏から2番手ソ・ジニョンを登板させた。 LGは8回表から2番手の大卒新人カン・ジョンヒョン、3番手ムン・グァンウンと継投策をとった。

 SKの3番手キム・テフンは8回裏を無失点に抑えた。LGは9回表にも4番手チン・ヘス、5番手コ・ウソクの継投で追加点を与えなかった。4番手ハ・ジェフン(元東京ヤクルト)は9回裏に相手の反撃を断ち、SKが完封リレーで勝利し首位に立った。サンチェスは6勝目。SK打線ではコ・ジョンウクが3安打1打点と活躍。先発ケリーは7回を2失点に抑えるも打線が沈黙した5位LGは4連敗。

 

 

NC 2-4 キウム  (ソウル・高尺
(勝)アン・ウジン 4勝4敗  (セーブ)チョ・サンウ 1勝2敗15S  (敗)パク・チヌ 3勝4敗

 キウムは3回裏にNCの先発パク・チヌから相手のエラーで1点を先制し、5回裏に相手のエラーや3番キム・ハソンの犠牲フライなどで3点を追加した。キウムの先発アン・ウジンは6回表まで無失点に抑えた。NCの2番手イ・ミンホは6回裏、キウムの2番手イ・ヨンジュンは7回表、NCの3番手ミン・テホは7回裏をそれぞれ無失点に抑えた。キウムは8回表から3番手ハン・ヒョンヒィを登板させた。

 4番手キム・ジンソンは8回裏を無失点に抑え、NCは9回表にキウムの4番手チョ・サンウから3番ノ・ジンヒョクの犠牲フライ、5番クォン・ヒィドンのタイムリーで2点を返したが、反撃もここまでで4位キウムが勝利した。アン・ウジンは4勝目。先発パク・チヌが5回4失点で降板した3位NCは連勝が4で止まった。NC打線ではクォン・ヒィドンが3安打1打点、1番パク・ミヌと2番キム・テジンが3安打と活躍。 

 

 

ハンファ 5-6 サムソン  (大邱
(勝)クォン・オジュン 2勝  (敗)パク・サンウォン 2敗

本塁打)ハンファ : イ・ソンヨル 8,9号

  サムソンは1回裏にハンファの先発チャン・ミンジェから2番キム・サンスの犠牲フライで1点を先制した。ハンファは2回表にサムソンの先発ユン・ソンファンから6番イ・ソンヨルの本塁打で3-1と逆転した。サムソンは2回裏に8番ペク・スンミンのタイムリーで1点を返した。ハンファは4回表にイ・ソンヨルの2打席連続本塁打で1点、7回表にサムソンの2番手チェ・チェフンから3番ホイングのタイムリーで1点を追加した。ハンファは7回裏にハンファの2番手ソン・ウンボムからぺク・スンミンと9番キム・ホンゴンのタイムリーで2点を返した。

  3番手ウ・ギュミンは8回表を無失点に抑え、サムソンは8回裏にハンファの3番手イ・テヤンからチャンスを作り、代わった4番手チョン・ウラムから6番イ・ハクチュのタイムリーで5-5の同点に追いついた。サムソンの4番手チャン・ピルジュンは9回表を無失点に抑え、試合は延長戦に突入した。サムソンの5番手チェ・ジグァンは10回表を無失点に抑えた。ハンファの5番手アン・ヨンミョンは11回裏途中まで無失点に抑え、6番手キム・ギョンテに交代した。サムソンの6番手イ・スンヒョンは12回表途中まで無失点に抑えた。

 7番手イム・ヒョンジュン、8番手クォン・オジュンの継投で12回表を無失点に抑えると、8位サムソンは12回裏にハンファの7番手パク・サンウォンから途中出場の高卒新人の5番キム・ドファンの犠牲フライでサヨナラ勝ちした。サムソン打線ではイ・ハクチュが3安打1打点と活躍。6位ハンファでは先発チャン・ミンジェが6回2失点と好投するもリリーフが機能しなかった。ハンファ打線ではイ・ソンヨルが2本塁打4打点、8番チェ・ジェフンが3安打と活躍。

 

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延長12回裏、サムソンは高卒新人キム・ドファンの犠牲フライでサヨナラ勝ち(http://www.kyeongin.com/main/view.php?key=20190522010009042 より)。

 

 

ロッテ 5-6 キア  (光州
(勝)ムン・ギョンチャン 1勝3S  (敗)コ・ヒョジュン 3敗

本塁打)ロッテ : イ・デホ 9号  キア : シン・ボムス 1,2号

  ロッテは2回表にキアの先発ホン・ゴンヒィから4番イ・デホ本塁打で1点を先制した。キアは2回裏にロッテの先発キム・ウォンジュンから8番シン・ボムスのプロ初本塁打で2-1と逆転し、3回裏に相手の暴投で1点を追加した。ロッテは4回表に7番ムン・ギュヒョンの犠牲フライで1点を返し、5回表に2番ソン・アソプの内野ゴロの間に3-3の同点に追いつき、6回表に5番チェ・テインのタイムリーで4-3と逆転した。キアの2番手イ・ミヌは追加点を与えなかった。

 キアは6回裏にロッテの2番手ソン・スンナクからシン・ボムスのこの試合2本目の本塁打で5-4と逆転し、3番手コ・ヨンチャンは無失点に抑えた。ロッテは8回表にキアの4番手チョン・サンヒョンからムン・ギュヒョンの犠牲フライで5-5の同点に追いつき、3番手パク・シヨンは8回裏まで無失点に抑えた。ロッテの4番手ク・スンミンは9回裏を無失点に抑え、試合は延長戦に突入した。

 5番手ムン・ギョンチャンは10回表を無失点に抑え、キアは10回裏にロッテの5番手コ・ヒョジュンから途中出場の8番ハン・スンテクのタイムリーでサヨナラ勝ちし、3連勝で最下位から脱出し9位に浮上した。ムン・ギョンチャンは2015年4月以来の勝利。キア打線ではシン・ボムスが2本塁打4打点、2番キム・ジュチャンが3安打と活躍。同点に追いつくも延長戦で力尽きたロッテは6連敗で最下位に転落。ロッテ打線ではイ・デホが3安打1本塁打1打点、チェ・テインが3安打1打点と活躍。

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プロ初本塁打など2本塁打を記録したキアのシン・ボムス(http://www.kyeongin.com/main/view.php?key=20190522010009042 より)。

 

【レギュラーシーズン 順位表】
(5月22日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率

1.SK     49  32  16  1  .667

2.トゥサン   50  33  17  0  .660

3.NC     48  28  20  0  .583

4.キウム    51  29  22  0  .569

5.LG     48  25  23  0  .521

6.ハンファ   48  22  26  0  .458

7.KT        50  21  29     0    .420

8.サムソン   48  20  28  0    .417

9.キア     49  17  31  1  .354

10.ロッテ    49  17  32  0  .347

 

(文責 : ふるりん