DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(4.30) 結果

 3位LG、延長11回サヨナラ勝ちで6連勝

 

キウム 15-5 SK  (仁川)
(勝)ヨキシュ 2勝1敗  (敗)ソ・ジニョン 1勝1敗2S

本塁打)キウム : パク・ピョンホ 7号、サンズ 4号、パク・トンウォン 1号  SK : キム・ガンミン 4号
 SKは1回裏にキウムの先発ヨキシュから1番キム・ガンミンの本塁打で1点を先制した。キウムは4回表にSKの先発ダイクソーンから4番パク・ピョンホの3試合連続本塁打で1-1の同点に追いついた。キウムは6回表にSKの2番手ソ・ジニョンからパク・ピョンホ、6番ソ・ゴンチャンのタイムリーで4-1と逆転すると、代わった3番手ペク・インシクから9番キム・ギュミン、1番イ・ジョンフのタイムリーで3点を追加した。SKは6回裏に6番ロマック(元横浜DeNA)の走者一掃のタイムリー、代わったキウムの2番手キム・ドンジュンから7番キム・ソンヒョンのタイムリーで計4点を返した。

 キウムは7回表にSKの3番手キム・テッキョンから5番チャン・ヨンソク、ソ・ゴンチャン、キム・ギュミンのタイムリーで3点を追加し、3番手オ・ジュウォンは7回裏を無失点に抑えた。キウムは8回表にSKの4番手チョ・ヨンウから3番サンズと途中出場の8番パク・トンウォンの本塁打で5点を追加した。SKの6番手カン・ジグァンは9回表を無失点に抑えた。4番手イ・ヨンジュンが9回裏まで相手の反撃を断ち、5位キウムが勝利した。

 6回途中まで5失点ながらも打線の援護に恵まれたヨキシュは2勝目。23安打を記録したキウム打線ではパク・ピョンホが4安打1本塁打2打点、チャン・ヨンソクが4安打1打点、ソ・ゴンチャンが3安打3打点と活躍。先発ダイクソーンは5回1失点と好投したが、リリーフが機能しなかった首位SKは連勝が7で止まった。

 

 

トゥサン 2-1 ハンファ  (大田)
(勝)チャド・ベル 4勝2敗  (セーブ)チョン・ウラム 3勝2S  (敗)フランコフ 1勝3敗
本塁打)ハンファ : ホイング 4号

 ハンファは1回裏にトゥサンの先発フランコフから4番イ・ソンヨルのタイムリーで1点を先制し、3回裏に3番ホイングの本塁打で1点を追加した。トゥサンは7回裏途中から2番手ぺ・ヨンスを登板させ、8回表にハンファの先発チャド・ベルから1番ホ・ギョンミンのタイムリーで1点を返した。トゥサンの3番手ユン・ミョンジュンは8回裏に追加点を与えなかった。

 2番手チョン・ウラムは9回表に相手の反撃を断ち、6位ハンファが勝利した。8回を1失点に抑えたチャド・ベルは4勝目。フランコフが7回途中まで2失点に抑えながらも打線が援護できなかった2位トゥサンは連勝が3で止まった。 

 

 

KT 9-10 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)シム・スチャン 1勝  (敗)ソン・ドンヒョン 1勝3敗
本塁打)KT : ロハス 4号、パク・キョンス 6号、オ・テゴン 1号  LG : チョン・ジュヒョン 1号、ユ・ガンナム 6号

 KTは1回表にLGの先発チャ・ウチャンから4番ロハスのタイムリーで1点を先制した。LGは1回裏にKTの先発クム・ミンチョルから2番チョン・ジュヒョンの本塁打で1-1の同点に追いつき、2回裏に5番ユ・ガンナムの3試合連続本塁打、9番リュ・ヒョンウのプロ初打点となるタイムリー、1番イ・チョヌンのタイムリーで4点を勝ち越しクム・ミンチョルをノックアウトすると、代わったKTの2番手ペ・ジェソンから3番キム・ヒョンスの犠牲フライ、4番チェ・ウンソンのタイムリーで3点を追加した。KTは4回表に4番ロハス本塁打で2点を返した。

 KTは6回表にLGの2番手シン・ジョンナクから6番パク・キョンスの本塁打で1点を返すと、代わった3番手イ・ウチャンからチャンスを作り、4番手の高卒新人チョン・ウヨンから1番オ・テゴンへの押し出しの四球、途中出場の2番ムン・サンチョルの犠牲フライでさらに2点を返した。KTは7回表に相手のエラー、オ・テゴンのタイムリーで8-8の同点に追いついた。LGの5番手チン・ヘス、6番手コ・ウソクはともに無失点で9回表まで勝ち越し点を与えなかった。KTの3番手チョ・グンジョン、4番手チュ・グォンも勝ち越し点を与えず、試合は延長戦に突入した。

 KTは10回表にLGの7番手チェ・ドンファンからオ・テゴンの本塁打で1点を勝ち越したが、ロッテは10回裏にKTの5番手チョン・ソンゴンから2番チョン・ジュヒョンの本塁打で10-10の同点に追いついた。8番手シム・スチャンが11回表を無失点に抑え、3位LGは11回裏にKTの6番手の高卒新人ソン・ドンヒョンからチャンスを作ると、代わった7番手チョン・ユスからイ・チョヌンへの押し出しの四球でサヨナラ勝ちし、6連勝となった。

 シム・スチャンはハンファからのLGへの復帰後初勝利で、2017年9月以来、LGでは2009年6月以来の勝利。LG打線ではイ・チョヌンが3打点、7番キム・ミンソンが3安打と活躍。KTは同点に追いつく粘りを見せたが6連敗で最下位に転落した。KT打線ではオ・テゴンが3安打1本塁打3打点と活躍。

LG復帰後初勝利をあげたシム・スチャン(https://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=109&aid=0004000719 より)。


NC 1-6 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ラリー 1勝3敗  (敗)パク・チヌ 2勝2敗
本塁打)ロッテ : ソン・アソプ 3号

 ロッテは2回裏にNCの先発パク・チヌから6番シン・ボンギのタイムリーで1点を先制し、3回裏に2番ナ・ギョンミンのタイムリーなどで2点を追加し、先発ラリーは無失点を続けた。ロッテは6回裏に5番ソン・アソプの本塁打で2点を追加しパク・チヌをノックアウトした。ロッテは7回裏にNCの2番手キム・ゴンテから4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで1点を追加した。

 NCは8回表にロッテの2番手チン・ミョンホから2番クォン・ヒィドンのタイムリーで1点を返した。ロッテの3番手コ・ヒョジュンは無失点に抑えた。NCの3番手ユ・ウォンサンは8回裏に追加点を与えなかった。3番手オ・ヒョンテク、4番手ク・スンミンは9回表に相手の反撃を断ち、7位ロッテが勝利し5連敗から脱出した。8回途中まで1失点に抑えたラリーは2019年シーズン初勝利。先発パク・チヌが6回途中4失点で降板したNCは連勝が4で止まり4位に後退。




サムソン 0-8 キア  (光州)
(勝)ターナー 1勝3敗  (敗)ペク・チョンヒョン 4敗
本塁打)キア : アン・チホン 1号 

  キアは3回裏にサムソンの先発ペク・チョンヒョンから4番チェ・ヒョンウと5番キム・ジュチャンのタイムリーで3点を先制し、4回裏に3番アン・チホンの満塁本塁打で4点を追加した。キアの先発ターナーは無失点を続け、6回裏にサムソンの2番手チェ・チュンヨンから2番キム・ソンビンのタイムリーで1点を追加した。サムソンの3番手クォン・オジュンは7回裏に追加点を与えなかった。

 キアの2番手コ・ヨンチャンは8回表、サムソンの4番手チャン・ジフンは8回裏をそれぞれ無失点に抑えた。3番手ハ・ジュニョンは9回表に相手の反撃を断ち、キアが完封リレーで勝利し最下位から8位に浮上した。7回を無失点に抑えたターナーは韓国初勝利。先発ペク・チョンヒョンが5回7失点で自身4連敗となったサムソンは5連敗で9位に後退。

 

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韓国初勝利をあげたキアのターナーhttp://www.spotvnews.co.kr/?mod=news&act=articleView&idxno=285293 より)。



 

【レギュラーシーズン 順位表】
(4月30日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率
1.SK     31  20  10    1  ,667
2.トゥサン   32  21  11  0  .656
3.LG     30  19  11  0  .633
4.NC     30  18  12  0  .600
5.キウム    32  19  13  0  .594
6.ハンファ   29  13  16  0  .448
7.ロッテ    30  12  18  0  .400

8.キア     30  10  19  1    .345

9.サムソン   30  10  20  0  .333

10.KT     32  10  22   0    .313


(文責 : ふるりん