2018年ジャカルタ・パレンバンアジア競技大会に出場し大会3連覇を狙う野球韓国代表は、開催国インドネシアの首都ジャカルタに到着後、24日はラワマングン野球場、25日はゲロラブンカルノ野球場で練習を行った。大会の緒戦は26日、予選ラウンド・グループBの台湾戦(ゲロラ・ブン・カルノ野球場)である。台湾は2010年、2014年と2大会連続で決勝にて対戦し、このジャカルタ・パレンバン大会でも優勝を争うとみられている。
ジャカルタ・パレンバンアジア競技大会野球は、合計10カ国が出場する。そのうちBFA(アジア野球連盟)ランキング下位のタイ、スリランカ、ラオスの3チームが1次ラウンド(8月21〜23日)に出場し、タイが2勝して予選ラウンド進出を決めた。予選ラウンドは8チームをグループA(日本・中国・パキスタン・タイ)、グループB(韓国・台湾・香港・インドネシア)に分けて行われる。それぞれの上位2チームがスーパーラウンド、下位2チームが順位決定ラウンド(ともに8月30〜31日)へと進出する。なおスーパーラウンドでは各予選ラウンドの成績を持ち越し(当該チームの勝敗のみ)、2次ラウンドでの他グループの1位、2位とそれぞれ対戦する。スーパーラウンドの1位と2位が決勝戦、3位と4位が3位決定戦に出場する(ともに9月1日)。
試合ごとに先発投手の事前の予告はない(ただし試合前に相手の先発投手が右腕か左腕かを尋ねてもよい)。なお5回終了時に15点差以上、7回終了時に10点差以上ついた場合はコールドゲームが宣告される。延長戦は10回から無死1,2塁で開始されるタイブレーク方式となる。5回以前に降雨などにより試合が中断した場合、サスペンデッドゲームとして再開される。
その他では、韓国プロ野球で導入されているビデオ判定はない。試合では韓国プロ野球とは全く違う大会の公式認定球を使用する。
なお、野球韓国代表がジャカルタ・パレンバンアジア競技大会で優勝した場合は、軍へ入隊していない選手に兵役免除の恩典が与えられるため、プロ野球のレギュラーシーズンは8月17日から9月3日まで中断されている。
【2018年 ジャカルタ・パレンバンアジア競技大会野球 韓国代表 日程】
〔予選ラウンド:グループB]
8月26日18時半〜:韓国−台湾
8月27日18時半〜:韓国−インドネシア
8月28日12時〜:香港−韓国
会場はすべてジャカルタ首都特別州にあるゲロラ・ブン・カルロ野球場。
[スーパーラウンド]
8月30日12時〜:グループA1位ーB2位、18時半〜:グループB1位−A2位
8月31日12時〜:グループA2位ーB2位、18時半〜:グループB1位−A1位
会場はすべてジャカルタ首都特別州にあるゲロラ・ブン・カルロ野球場。
[順位決定ラウンド]
8月30日12時〜:グループA3位−B4位、18時半〜:グループB3位−A4位
8月31日12時〜:グループA3位−B3位、18時半〜:グループB4位−A4位
会場はすべてジャカルタ首都特別州にあるラワマングン野球場。
[3位決定戦]
9月1日11時〜:スーパーラウンド3位−4位(ゲロラ・ブン・カルノ野球場)
[決勝戦]
9月1日16時〜:スーパーラウンド1位−2位(ゲロラ・ブン・カルノ野球場)
※ 試合開始時刻はすべてインドネシア西部標準時。韓国標準時より2時間遅い。
【2018年 ジャカルタ・パレンバンアジア競技大会 野球韓国代表】
[監督] ソン・ドンヨル
[コーチ] イ・ガンチョル、チョン・ミンチョル(以上投手)、チン・ガビョン(バッテリー)、キム・ジェヒョン(打撃)、ユ・ジヒョン(内野・作戦)、イ・ジョンボム(外野・走塁)
[投手]
ヤン・ヒョンジョン、イム・ギヨン(以上キア)、イ・ヨンチャン、※ ハム・トクチュ、※ パク・チグク(以上トゥサン)、パク・チョンフン(SK)、イム・チャンギュ(LG)、※チェ・ウォンテ(ネクセン)、チョン・ウラム(ハンファ)、チャン・ピルジュン、※ チェ・チュンヨン(以上サムソン)
[捕手]
ヤン・ウィジ(トゥサン)、イ・ジェウォン(SK)
[内野手]
アン・チホン(キア)、※ パク・ミヌ(NC)、※ オ・ジファン(LG)、※ キム・ハソン、パク・ピョンホ(以上ネクセン)、ファン・ジェギュン(KT)
[外野手]
キム・ジェファン(トゥサン)、ソン・アソプ(ロッテ)、キム・ヒョンス(LG)、※ イ・ジョンフ(ネクセン)、※ パク・ヘミン(サムソン)
※は2018年8月時点で軍へ入隊したことがない選手。それ以外の選手は軍への入隊経験があるか、過去の国際大会で兵役免除の恩典を受けている。
(文責:ふるりん)