DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  韓国代表は26日に予選ラウンド初戦で台湾と対戦

 2018年ジャカルタパレンバンアジア競技大会に出場し大会3連覇を狙う野球韓国代表は、開催国インドネシアの首都ジャカルタに到着後、24日はラワマングン野球場、25日はゲロラブンカルノ野球場で練習を行った。大会の緒戦は26日、予選ラウンド・グループBの台湾戦(ゲロラ・ブン・カルノ野球場)である。台湾は2010年、2014年と2大会連続で決勝にて対戦し、このジャカルタパレンバン大会でも優勝を争うとみられている。


 ジャカルタパレンバンアジア競技大会野球は、合計10カ国が出場する。そのうちBFA(アジア野球連盟)ランキング下位のタイ、スリランカラオスの3チームが1次ラウンド(8月21〜23日)に出場し、タイが2勝して予選ラウンド進出を決めた。予選ラウンドは8チームをグループA(日本・中国・パキスタン・タイ)、グループB(韓国・台湾・香港・インドネシア)に分けて行われる。それぞれの上位2チームがスーパーラウンド、下位2チームが順位決定ラウンド(ともに8月30〜31日)へと進出する。なおスーパーラウンドでは各予選ラウンドの成績を持ち越し(当該チームの勝敗のみ)、2次ラウンドでの他グループの1位、2位とそれぞれ対戦する。スーパーラウンドの1位と2位が決勝戦、3位と4位が3位決定戦に出場する(ともに9月1日)。
 試合ごとに先発投手の事前の予告はない(ただし試合前に相手の先発投手が右腕か左腕かを尋ねてもよい)。なお5回終了時に15点差以上、7回終了時に10点差以上ついた場合はコールドゲームが宣告される。延長戦は10回から無死1,2塁で開始されるタイブレーク方式となる。5回以前に降雨などにより試合が中断した場合、サスペンデッドゲームとして再開される。
 その他では、韓国プロ野球で導入されているビデオ判定はない。試合では韓国プロ野球とは全く違う大会の公式認定球を使用する。


 なお、野球韓国代表がジャカルタパレンバンアジア競技大会で優勝した場合は、軍へ入隊していない選手に兵役免除の恩典が与えられるため、プロ野球のレギュラーシーズンは8月17日から9月3日まで中断されている。


2018年 ジャカルタパレンバンアジア競技大会野球 韓国代表 日程


予選ラウンド:グループB
8月26日18時半〜:韓国−台湾
8月27日18時半〜:韓国−インドネシア
8月28日12時〜:香港−韓国
会場はすべてジャカルタ首都特別州にあるゲロラ・ブン・カルロ野球場。

スーパーラウンド
8月30日12時〜:グループA1位ーB2位、18時半〜:グループB1位−A2位
8月31日12時〜:グループA2位ーB2位、18時半〜:グループB1位−A1位
会場はすべてジャカルタ首都特別州にあるゲロラ・ブン・カルロ野球場。

順位決定ラウンド
8月30日12時〜:グループA3位−B4位、18時半〜:グループB3位−A4位
8月31日12時〜:グループA3位−B3位、18時半〜:グループB4位−A4位
会場はすべてジャカルタ首都特別州にあるラワマングン野球場。

3位決定戦
9月1日11時〜:スーパーラウンド3位−4位(ゲロラ・ブン・カルノ野球場)

勝戦
9月1日16時〜:スーパーラウンド1位−2位(ゲロラ・ブン・カルノ野球場)


※ 試合開始時刻はすべてインドネシア西部標準時。韓国標準時より2時間遅い。



【2018年 ジャカルタパレンバンアジア競技大会 野球韓国代表】

[監督] ソン・ドンヨル

[コーチ] イ・ガンチョル、チョン・ミンチョル(以上投手)、チン・ガビョン(バッテリー)、キム・ジェヒョン(打撃)、ユ・ジヒョン(内野・作戦)、イ・ジョンボム(外野・走塁)

[投手]
ヤン・ヒョンジョンイム・ギヨン(以上キア)、イ・ヨンチャン、※ ハム・トクチュ、※ パク・チグク(以上トゥサン)、パク・チョンフン(SK)、イム・チャンギ(LG)、※チェ・ウォンテ(ネクセン)、チョン・ウラム(ハンファ)、チャン・ピルジュン、※ チェ・チュンヨン(以上サムソン)

[捕手]
ヤン・ウィジ(トゥサン)、イ・ジェウォン(SK)

[内野手]
アン・チホン(キア)、※ パク・ミヌ(NC)、※ オ・ジファン(LG)、※ キム・ハソンパク・ピョンホ(以上ネクセン)、ファン・ジェギュン(KT)

[外野手]
キム・ジェファン(トゥサン)、ソン・アソプ(ロッテ)、キム・ヒョンス(LG)、※ イ・ジョンフ(ネクセン)、※ パク・ヘミン(サムソン)

※は2018年8月時点で軍へ入隊したことがない選手。それ以外の選手は軍への入隊経験があるか、過去の国際大会で兵役免除の恩典を受けている。

(文責:ふるりん