DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  韓国代表召集、練習開始

 全員プロ選手から構成される野球韓国代表は18日にソウル市内のホテルに召集され記者会見を開き、2018年ジャカルタパレンバンアジア競技大会インドネシア)に出場するため、蚕室野球場で練習を開始した。今回の野球韓国代表の主将には国際経験が豊富なキム・ヒョンス外野手(LG)が任命された。2008年北京オリンピック、2009 WBCワールドベースボールクラシック)、2010年広州アジア競技大会、2013 WBC、2014年仁川アジア競技大会、2015 WBSCプレミア12と近年の韓国代表で主軸打者として活躍してきた。
 ソン・ドンヨル監督(元中日)率いる野球韓国代表は今後韓国で練習し、23日に仁川国際空港から開催国のインドネシアに向けて出国する。大会の緒戦は8月26日、2次ラウンド・グループBの台湾戦(ゲロラ・ブン・カルノ野球場)である。

 
 ジャカルタパレンバンアジア競技大会野球は、合計10カ国が出場する。そのうちBFA(アジア野球連盟)ランキング下位のタイ、スリランカラオスの3チームが1次ラウンド(8月21〜23日)に出場する。1次ラウンドの勝者と他の7チームは8月26日からの予選ラウンドに進出し、グループA(日本・中国・パキスタン・1次ラウンド勝者)、グループB(韓国・台湾・香港・インドネシア)に分かれ、それぞれの上位2チームがスーパーラウンド、下位2チームが順位決定戦(ともに8月30〜31日)へと進出する。なおスーパーラウンドでは各予選ラウンドのグループ1位が1勝のアドバンテージ、2位が1敗のディスアドバンテージを背負い、2次ラウンドでの他グループの1位、2位とそれぞれ対戦する。スーパーラウンドの1位と2位が決勝戦、3位と4位が3位決定戦に出場する(ともに9月1日)。


 なお、野球韓国代表がジャカルタパレンバンアジア競技大会で優勝した場合は、軍へ入隊していない選手に兵役免除の恩典が与えられるため、プロ野球のレギュラーシーズンは8月17日から9月3日まで中断されている。


2018年 ジャカルタパレンバンアジア競技大会野球 韓国代表 日程


予選ラウンド:グループB
8月26日18時半〜:韓国−台湾
8月27日18時半〜:韓国−インドネシア
8月28日12時〜:香港−韓国
会場はすべてジャカルタ首都特別州にあるゲロラ・ブン・カルロ野球場。

スーパーラウンド
8月30日12時〜:グループA1位ーB2位、18時半〜:グループB1位−A2位
8月31日12時〜:グループA2位ーB2位、18時半〜:グループB1位−A1位
会場はすべてジャカルタ首都特別州にあるゲロラ・ブン・カルロ野球場。

順位決定戦
8月30日12時〜:グループA3位−B4位、18時半〜:グループB3位−A4位
8月31日12時〜:グループA3位−B3位、18時半〜:グループB4位−A4位
会場はすべてジャカルタ首都特別州にあるラワマングン野球場。

3位決定戦
9月1日11時〜:スーパーラウンド3位−4位(ゲロラ・ブン・カルノ野球場)

勝戦
9月1日16時〜:スーパーラウンド1位−2位(ゲロラ・ブン・カルノ野球場)


※ 試合開始時刻はすべてインドネシア西部標準時。韓国標準時より2時間遅い。



【2018年 ジャカルタパレンバンアジア競技大会 野球韓国代表】

[監督] ソン・ドンヨル

[コーチ] イ・ガンチョル、チョン・ミンチョル(以上投手)、チン・ガビョン(バッテリー)、キム・ジェヒョン(打撃)、ユ・ジヒョン(内野・作戦)、イ・ジョンボム(外野・走塁)

[投手]
ヤン・ヒョンジョンイム・ギヨン(以上キア)、イ・ヨンチャン、※ ハム・トクチュ、※ パク・チグク(以上トゥサン)、パク・チョンフン(SK)、イム・チャンギ(LG)、※チェ・ウォンテ(ネクセン)、チョン・ウラム(ハンファ)、チャン・ピルジュン、※ チェ・チュンヨン(以上サムソン)

[捕手]
ヤン・ウィジ(トゥサン)、イ・ジェウォン(SK)

[内野手]
アン・チホン(キア)、※ パク・ミヌ(NC)、※ オ・ジファン(LG)、※ キム・ハソンパク・ピョンホ(以上ネクセン)、ファン・ジェギュン(KT)

[外野手]
キム・ジェファン(トゥサン)、ソン・アソプ(ロッテ)、キム・ヒョンス(LG)、※ イ・ジョンフ(ネクセン)、※ パク・ヘミン(サムソン)

※は2018年8月時点で軍へ入隊したことがない選手。それ以外の選手は軍への入隊経験があるか、過去の国際大会で兵役免除の恩典を受けている。

(文責:ふるりん