DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  5月4日 NCダイノス−キアタイガース(光州キアチャンピオンズフィールド)

 
 韓国の5月は陽気な野球観戦日和が続きます。
 韓国野球委員会(KBO)では5月度を「家族の月」と銘打って、家族での野球観戦を促進しています。
 特に5月でも家族そろって出かけることの多い5月5日の公休日「子供の日」前後は、毎年プロ野球はどの試合も大変な混雑となります。
 今回は子供の日の1日前、5月4日の金曜日のナイターの様子をお伝えいたします。


 2017年に8年ぶりの韓国シリーズ優勝を成し遂げたキアタイガース。
 2018年は史上最多の12回目の韓国シリーズ優勝を目指します。
 しかし、キアはこのころ思うように勝てず本拠地・光州(クァンジュ)のファンたちの客足はやや鈍っていたようでした。

 


 チケット売り場は正面入口(本塁の裏側)の左右の階段下にあり、その近くのグッズショップには昨今のプロ野球文化の発展を反映してか、色とりどりのキアタイガースの関連グッズが販売されています。

 
 




 18時半の試合開始とともに、3塁側のキア応援席は普段通りの熱気を帯びだしました。







 この野球場は内野下段の通路、外野席を自由に往来できるのが一つの魅力でしたが、2018年よりそれができなくなりました(境界付近で係員がチケットをチェックしています)。
 外野は芝生席やベンチ、砂場などバラエティに富み、夏場にはプールやウォータースライダーも登場します。






 内野上段1塁側にはフードコートがあり、外側の座席からはダイナミックに野球観戦が楽しめます(内野上段3塁側はビアホールラウンジとなっています)。
 この日は家族連れや友人どうしなどで座席は埋まっていました(付近には家族や団体観戦用のボックス席があります)。






 キアがリードしていたこともあり、終盤になればなるほど場内の歓声は高まっていきました。

 





 しかし9回表、キアは逆転を許してしまい、そのまま敗れてしまいました。




 2014年の開場から4年余りが過ぎ、現在の韓国式のボールパークに大きな影響を与えた光州キアチャンピオンズフィールド。
 地方都市・光州のランドマークとして、前身のヘテ時代からの栄光を受け継ぐこの野球場は、これからもプロ野球の観戦文化をリードし続けていく存在であり続けるでしょう。


(文責:ふるりん