SK、ネクセン、サムソンの3球団の間で7日、プロ野球史上初の三角トレードが成立した。SKからサムソンへキム・ドンヨプ外野手(28)、サムソンからネクセンへイ・ジヨン捕手(32)、ネクセンからSKへコ・ジョンウク外野手(29)がそれぞれ移籍する。
右打者のキム・ドンヨプは高校卒業後の2009年にMLB(メジャーリーグベースボール)・シカゴカブスと契約し、傘下のマイナーリーグチームに2012年まで在籍するが昇級できず、韓国で軍へ入隊した。除隊後は2016年よりSKに所属し、2017年には一軍に定着し22本塁打を記録した。2018年は124試合に出場、打率.252、27本塁打、76打点、11盗塁を記録した。だが2018年にリーグ最多の233本塁打を記録したSKでは他に強打者が多いため、トレードに出されたと見られる。
右打者のイ・ジヨンは大学卒業後の2009年にサムソンへ入団し、2015年には124試合、2016年には129試合に出場し主力選手となった。2018年はFA(フリーエージェント)となりロッテから移籍したカン・ミンホの加入で出場機会が減少したが、90試合に出場、打率.343、2本塁打、19打点、0盗塁の成績だった。ネクセンは経験豊富な捕手が足りないため出場機会が増えると思われる。
左打者のコ・ジョンウクは大学卒業後の2011年にネクセンへ入団し、2016年には133試合に出場するなど主力選手に成長した。2018年は102試合に出場、打率.279、6本塁打、54打点、17盗塁の成績で、若手の成長により出場機会が減少していた。SKでは左打ちで俊足の外野手が少ないため重宝されると思われる。