DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン速報(2018.10.31)

プレーオフ第4戦 ネクセン2連勝


2018年 プレーオフ 第4戦


SK 2-4 ネクセン</b>  (ソウル・高尺)
(勝)アン・ウジン 1勝  (セーブ)キム・サンス 1敗2S  (敗)ムン・スンウォン 1敗
本塁打) SK : ハン・ドンミン 1号  ネクセン : サンズ 3号  

 

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 SKの2勝1敗となったプレーオフ第4戦は、高尺スカイドームで盛大に始まった。


 SKは1回表にネクセンの先発イ・スンホから先頭の1番キム・ガンミンと2番キム・ソンヒョンへの連続四球などでチャンスを作るも無得点に終わった。ネクセンは1回裏にSKの先発ムン・スンウォンから3番ソ・ゴンチャンが四球で出るもチャンスは拡大しなかった。ネクセンは2回裏に5番サンズがチーム初ヒットを打つも後続が断たれた。SKは3回表にキム・ソンヒョンの二塁打でチャンスを作るも先制点に結びつかなかった。
 SKは4回表にも6番キム・ドンヨプ、7番ハン・ドンミンの連続四球でチャンスを作るもまたもや先制点を奪えなかった。ネクセンは4回裏に4番パク・ピョンホが死球を受けると、サンズの本塁打で2点を先制した。さらに7番キム・ハソンが四球で出塁し連続して盗塁を決め三塁へ進むも、追加点はならなかった。SKは5回表に先頭の9番ナ・ジュファンが四球で出塁すると、ここでネクセンは2番手の高卒新人アン・ウジンを登板させ、3番チェ・ジョンへの四球以外すべて三振でアウトを奪い無失点に抑えた。
 SKの2番手サンチェスは5回裏に追加点を与えず、6回表にキム・ドンヨプがヒットで出るも反撃につながらなかった。ネクセンは6回裏にSKの3番手キム・テッキョンからソ・ゴンチャンへの四球、サンズのヒットで1,3塁のチャンスを作ると、バントの処理の際に三塁と本塁に挟まれた走者を刺そうとして悪送球となってしまう相手のエラーで1点を追加した。さらにネクセンは代わったSKの4番手チョン・ヨンイルからキム・ハソンのタイムリーで4点目を奪った。SKの5番手ソ・ジニョンは7回裏を三者凡退に抑えた。
 SKは8回表にチェ・ジョンが四球で出るも4番ロマック(元横浜DeNA)の併殺打で無得点に終わった。ネクセンは8回裏にSKの6番手シン・ジェウンからサンズの二塁打でチャンスを作るが、ダメ押しとなる追加点は奪えなかった。SKは9回表にネクセンの3番手イ・ボグンから代打キム・ジェヒョンが相手のエラーで出塁すると、ハン・ドンミンの本塁打で2点を返した。さらに代わったネクセンの4番手キム・サンスからキム・ガンミンの二塁打でチャンスを作るも、結局反撃もここまででネクセンが逃げ切り2連勝となった。これで対戦成績は2勝2敗となり、プレーオフの決着は第5戦にもつれることとなった。


 ネクセンのアン・ウジンは高卒新人ながら準プレーオフ第4戦に続く好投で勝利に貢献した。プロ2年目の19歳の若手イ・スンホも5回途中まで無失点に抑えた。ネクセン打線ではサンズが4安打1本塁打2打点と活躍。SKではムン・スンウォンが4回2失点で降板し、打線は三振が多くチャンスを生かしきれなかった。
 勝ったほうがトゥサンとの韓国シリーズ(11月4日に第1戦を予定)に進出するプレーオフ第5戦は、舞台をSKの本拠地・仁川に移して11月2日18時半より開始される。