DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン速報(2018.10.30)

プレーオフ第3戦 ネクセン初勝利


2018年 プレーオフ 第3戦


SK 2-3 ネクセン  (ソウル・高尺)
(勝)ハン・ヒョンヒィ 1勝  (セーブ)キム・サンス 1敗1S  (敗)パク・チョンフン 1敗
本塁打) SK : ロマック 1号、カン・スンホ 1号、イ・ジェウォン 1号、チェ・ジョン 2号  

 

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 SKが2勝し、あと1勝で韓国シリーズ進出となったプレーオフ第3戦は、ネクセンの本拠地・高尺スカイドームで始まった。

 
 ネクセンは1回裏にSKの先発パク・チョンフンから先頭の1番キム・ヘェソンが四球で出て2塁へ進むも得点できなかった。SKは2回表にネクセンの先発ハン・ヒョンヒィから4番ロマック(元横浜DeNA)の本塁打で1点を先制し、6番イ・ジェウォンがヒットで続くも追加点をとれなかった。ネクセンは2回裏に5番キム・ハソンへの四球、7番サンズのヒットでチャンスを作ると、9番チュ・ヒョサンのプロ3年目でのポストシーズン初打点となる2点タイムリーで逆転した。さらにキム・ヘェソンもヒットで続くがつながらなかった。
 ネクセンは4回裏に先頭の6番コ・ジョンウクがヒットで出るもチャンスは拡大しなかった。SKは5回表に8番カン・スンホの本塁打で2-2の同点に追いつき、続く9番パク・スンウクも二塁打を放つも三塁でタッチアウトとなり逆転のチャンスはついえた。ネクセンは5回裏に先頭のキム・ヘェソンが三塁打で出て、続く2番ソン・ソンムンの犠牲フライで1点を勝ち越した。4番パク・ピョンホ四球で出て、ここでSKは2番手サンチェスを登板させ追加点を防いだ。SKは6回表に1番キム・ガンミンの二塁打、3番チェ・ジョンのヒット、ロマックへの死球で満塁のチャンスを作るも、代わったネクセンの2番手オ・ジュウォンは代打チョン・ウィユンを併殺に打ち取りピンチをしのいだ。
 SKは7回表にネクセンの3番手の高卒新人アン・ウジンから7番キム・ドンヨプがヒットで出るも無得点に終わった。ネクセンは7回裏にSKの3番手キム・テフンから代打キム・ガンミンが二塁打でチャンスを作るも追加点はなかった。SKは8回表にネクセンの4番手イ・ボグンから先頭のキム・ガンミンがヒットで出るも、その後は三者連続三振と続かなかった。SKの4番手チョン・ヨンイルは8回裏を三者凡退に抑えた。
 5番手キム・サンスは9回表を三者凡退に抑え、ネクセンが1点差を守りきりプレーオフ初勝利をあげ、決着は第4戦以降に持ち越された。6回途中まで2失点に抑えたハン・ヒョンヒィは2015年のワイルドカード決定戦以来のポストシーズンでの勝利。一方SKはパク・チョンフンが5回途中3失点で降板し、得点は本塁打のみと打線がつながりを欠いた。


 プレーオフ第4戦は10月31日18時半より高尺スカイドームで行われ、予告先発はネクセンがイ・スンホ(※ 33試合・1勝3敗4ホールド・防御率5.60)、SKがムン・スンウォン(※ 31試合・8勝9敗1セーブ1ホールド・防御率4.60)と発表された。SKが勝利すればトゥサンとの韓国シリーズ(11月4日に第1戦を予定)に進出し、ネクセンが勝利すれば決着は第5戦(11月2日)に持ち越される。

※は2018年レギュラーシーズンの成績。