DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   プレーオフ第3戦 トゥサンが2試合連続で大勝

2017年 プレーオフ 第3戦


トゥサン 14−3 NC  (馬山)
(勝)ハム・トクチュ 1勝  (敗)ハッカー 1敗
本塁打) トゥサン : ミン・ビョンホン 1号、オ・ジェイル 1号

 
 対戦成績を1勝1敗としたトゥサンとNCのプレーオフは、舞台を馬山に移して第3戦が始まった。なお始球式は2014年から2016年までNCで活躍したエリック・テームズ(ミルウォーキーブルワーズ)が務めた。

 トゥサンは1回表にNCの先発ハッカーから2番リュ・ジヒョク、3番パク・コヌへの連続四球でチャンスを作ったが無得点に終わった。NCも1回裏にトゥサンの先発ボウデン(元埼玉西武)から3番ナ・ソンボムの二塁打でチャンスを作ったが、こちらも無得点だった。トゥサンは2回表に代打パク・セヒョクへの死球、7番チェ・ジュファンのヒットでチャンスを作り、8番オ・ジェウォンは内野ゴロに打ち取られたがハッカーの悪送球の間に1点を先制した。さらにこの回1番ミン・ビョンホンの満塁本塁打で4点を追加した。
 NCは2回裏に6番クォン・ヒィドンへの四球、7番ソン・シホンのヒットでチャンスを作ると、8番キム・テグン、9番キム・ジュヌァンのタイムリーで2点を返した。トゥサンは3回表に5番オ・ジェイルの本塁打で1点を追加した。NCも3回裏に4番スクラッグスのヒット、5番モ・チャンミン、クォン・ヒィドンへの連続四球で満塁のチャンスを作り、キム・テグンの犠牲フライで1点を返した。トゥサンは4回表にパク・コヌのヒットでチャンスを作ると、代わったNCの2番手ク・チャンモからオ・ジェイルのタイムリーで1点を追加した。NCは4回裏に1番パク・ミヌがヒットで出たが、代わったトゥサンの2番手ハム・トクチュがパク・ミヌの走塁ミスもあって無得点に抑えた。
 トゥサンは6回表にリュ・ジヒョク、パク・コヌの連続四球でチャンスを作り、4番キム・ジェファンのタイムリーで8-3とリードを広げた。さらにこの回代わったNCの3番手イム・ジョンホからパク・セヒョクのタイムリー、4番手イム・チャンミンからオ・ジェウォンのタイムリー、9番ホ・ギョンミンへの押し出しの四球、ミン・ビョンホン、パク・コヌのタイムリーでこの回合計7点を奪った。トゥサンは6回裏途中から3番手キム・スンフェを登板させた。NCの5番手キム・ジンソンは8回表まで追加点を与えなかった。
 トゥサンは8回裏途中から4番手イ・ヨンチャンを登板させた。NCの6番手チェ・グムガンは9回表に追加点を与えなかった。5番手の大卒新人キム・ミョンシンが9回裏に相手の反撃を断ち、トゥサンが2試合連続の2ケタ得点で大勝し、プレーオフの対戦成績を2勝1敗とした。2番手で好投したハム・トクチュはポストシーズン自身初勝利。トゥサン打線ではミン・ビョンホンが1本塁打6打点、オ・ジェイルが3安打1本塁打2打点と活躍。NCでは準プレーオフで好投した先発ハッカーがこの試合は自身のエラーもあり4回途中7失点で降板し、打線も4回裏以降無得点に終わった。


 トゥサンが勝てばキアとの韓国シリーズ(10月25日第1戦予定)に進出するプレーオフ第4戦は、21日14時より馬山で開始される。予告先発はNCがチョン・スミン(※15試合・1勝1敗)、トゥサンがユ・ヒィグァン(※30試合・11勝6敗)と発表された。

※は2017年レギュラーシーズンの成績。


(文責:ふるりん