NCは30日、2017年シーズンの本拠地馬山でのレギュラーシーズン最終戦を、現役引退を表明しているイ・ホジュンの引退試合とし、試合終了後に引退セレモニーが開催された。試合前の始球式もイ・ホジュンとその家族が務めた。
イ・ホジュンは高校卒業後の1994年、ヘテ(キアの前身)へ入団した。当初は投手であったが1994年に一軍で8試合に登板、勝敗なし、防御率10.22の成績で結果を残せず野手に転向した。すると1996年に初めて一軍で出場し、1998年には121試合に出場と主力へと成長した。しかし不振に陥った2000年シーズン途中の6月、SKへとトレードで移籍した。SKでは2002年から主軸打者として活躍し、2004年には112打点で自身初の個人タイトルである打点王(最多打点)を受賞した。その後2007年にはSK初の韓国シリーズ優勝に貢献した。
SKは2008年、2010年も韓国シリーズで優勝するも、イ・ホジュン本人は故障で出場機会を減らしていた。2012年に127試合に出場し復活を印象付けると、この年のオフシーズンに2度目のFA(フリーエージェント)を行使して当時プロ野球へ参入して間もなかったNCへと移籍した。新興チームのNCでは経験豊富なベテランとしてだけでなく、2013年から2016年まで4年連続20本塁打以上を記録し、主軸打者としてチームに欠かせない存在であった。
2015年オフシーズンに結んだ2年契約が切れることもあり、41歳となったイ・ホジュンは2017年シーズンでの引退を示唆するようになった。そして後進に出場機会を譲りつつも、76試合に出場、打率.302、7本塁打、36打点、1盗塁の成績を残した。9月30日までのプロ24年間の通算成績(打者のみ)は2052試合に出場、打率.282、1880安打、337本塁打、1265打点、59盗塁。