DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  イ・ホジュン、現役引退へ

 NCは30日、2017年シーズンの本拠地馬山でのレギュラーシーズン最終戦を、現役引退を表明しているイ・ホジュン引退試合とし、試合終了後に引退セレモニーが開催された。試合前の始球式もイ・ホジュンとその家族が務めた。
 
 イ・ホジュンは高校卒業後の1994年、ヘテ(キアの前身)へ入団した。当初は投手であったが1994年に一軍で8試合に登板、勝敗なし、防御率10.22の成績で結果を残せず野手に転向した。すると1996年に初めて一軍で出場し、1998年には121試合に出場と主力へと成長した。しかし不振に陥った2000年シーズン途中の6月、SKへとトレードで移籍した。SKでは2002年から主軸打者として活躍し、2004年には112打点で自身初の個人タイトルである打点王(最多打点)を受賞した。その後2007年にはSK初の韓国シリーズ優勝に貢献した。
 SKは2008年、2010年も韓国シリーズで優勝するも、イ・ホジュン本人は故障で出場機会を減らしていた。2012年に127試合に出場し復活を印象付けると、この年のオフシーズンに2度目のFA(フリーエージェント)を行使して当時プロ野球へ参入して間もなかったNCへと移籍した。新興チームのNCでは経験豊富なベテランとしてだけでなく、2013年から2016年まで4年連続20本塁打以上を記録し、主軸打者としてチームに欠かせない存在であった。
 2015年オフシーズンに結んだ2年契約が切れることもあり、41歳となったイ・ホジュンは2017年シーズンでの引退を示唆するようになった。そして後進に出場機会を譲りつつも、76試合に出場、打率.302、7本塁打、36打点、1盗塁の成績を残した。9月30日までのプロ24年間の通算成績(打者のみ)は2052試合に出場、打率.282、1880安打、337本塁打、1265打点、59盗塁。