DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  キム・セヒョン投手など2対2トレード成立

 ネクセンとキアは31日、キム・セヒョン投手(29)とユ・ジェシン外野手(29)、ソン・ドンウク投手(27)とイ・スンホ投手(18)の2対2トレード成立を発表した。
 右腕キム・セヒョンは高校卒業後2006年に現代へ入団し(当時はキム・ヨンミン)、2007年に一軍で初登板し初勝利を記録した。現代解散後は2008年よりウリヒーローズ(2010年よりネクセンヒーローズ)へ移籍し、2012年から主に先発として起用されてきた。のちにキム・セヒョンに改名して2016年は抑えとして起用され36セーブを記録、最多セーブの個人タイトルを受賞した。2017年シーズンは7月30日まで27試合に登板、1勝3敗10セーブ、防御率6.83と成績が悪化していた。首位キアは抑えの切り札が不在で、タイトル獲得経験のあるキム・セヒョンに期待がかかる。
 右打者のユ・ジェシンは高校卒業後の2006年に現代へ入団し、現代解散後の2008年に移籍したウリヒーローズで初めて一軍に出場した。軍へ入隊し兵役を終えて2012年にネクセンへ復帰、主に代走や試合途中の守備交代要員として起用されてきた。7月30日までに一軍で通算53盗塁を記録しているが、74安打中の本塁打は0である。キアでも主に代走で起用されると思われる。
 左腕ソン・ドンウクは大学卒業後の2013年にキアへ入団し、同年一軍で13試合に登板したが、その後一軍登板はない。2017年シーズンは二軍で主に先発として17試合に登板している。左腕イ・スンホは2017年に入団した高卒新人だが、靱帯の手術を受けたためリハビリ中で、7月30日までに一軍だけでなく二軍での登板もない。ネクセンはこの2人の左腕の将来性を見込んでトレードで獲得したと思われる。