DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2位NC大逆転勝利で3連勝  ハンファ5連敗から脱出、7位浮上

サムソン 7−4 ネクセン  (ソウル・木洞)
(勝)ユン・ソンファン 16勝7敗  (セーブ)イム・チャンヨン 5勝2敗29S  (敗)バンヘッケン 13勝7敗
本塁打)  サムソン : ナバーロ 43号  ネクセン : スナイダー 24号
 サムソンは1回表、ネクセンの先発バンヘッケンから3番ナバーロの2位試合連続本塁打で1点を先制し、2回表8番イ・ジヨンの犠牲フライ、9番キム・サンスのタイムリーで2点を追加した。ネクセンは2回裏、サムソンの先発ユン・ソンファンから8番キム・ハソンのタイムリーで1点を返し、3回裏5番ユ・ハンジュンのタイムリー、相手のエラーで3-3の同点に追いついた。サムソンは5回表4番チェ・ヒョンウ、5番パク・ソンミンのタイムリーで2点を勝ち越し、バンヘッケンをノックアウトした。6回表、ネクセンの3番手キム・デウから1番パク・ハニのタイムリーで1点を追加した。
 ネクセンは6回裏2番スナイダーの2試合連続本塁打で1点を返した。サムソンは7回表4番チェ・ヒョンウのタイムリーで1点を追加した。ネクセンはソン・スンナク、ハン・ヒョンヒィ、ヤン・フンの継投で追加点を与えなかった。首位サムソンは7回以降シム・チャンミン、守護神イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)の継投で相手の反撃を断ち勝利した。6回を4失点に抑えたユン・ソンファンは16勝目。打線ではチェ・ヒョンウが3安打2打点、キム・サンスが3安打1打点と活躍。3位ネクセンは先発バンヘッケンが5回途中5失点と打たれ主導権を握れなかった。


SK 11−12 NC  (馬山)
(勝)ノ・ソンホ 1勝2敗   (敗)チョン・ウラム 7勝5敗13S
本塁打) SK : イ・ミョンギ 2号、チョン・ウィユン 9号、イ・ジェウォン 15号、パク・チョングォン 17号  NC : チ・ソックン 9,10号、チョ・ピョンホ 1号
 SKは1回表、NCの先発ハッカーから3番イ・ミョンギの2ランで先制し、2回表4番チョン・ウィユンの3ランでリードを広げた。NCは2回裏、SKの先発ケリーから2番キム・ジョンホのタイムリーで2点を返した。SKは4回表8番パク・ケェヒョンのタイムリーで1点を追加したが、NCは5回裏1番パク・ミヌのタイムリーで1点を返した。SKは6回表6番イ・ジェウォンの本塁打、9番キム・ソンヒョンのタイムリーで3点を追加しハッカーをノックアウトすると、この回代わったNCの2番手イ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)から1番キム・ガンミンのタイムリーで10-3とリードを広げた。
 SKは7回表、NCの3番手パク・ミョンファンから5番パク・チョングォンの本塁打で8点差とした。NCは7回裏、SKの2番手パク・チョンベから7番チ・ソックンの本塁打で1点、8回裏、SKの3番手パク・ヒィスから途中出場の5番チョ・ピョンホの2013年4月以来となる本塁打で2点を返し、4番手ノ・ソンホも追加点を与えなかった。NCは9回裏、SKの5番手ユン・ギルヒョンから相手のエラー、途中出場の3番パク・チョンジュンのタイムリーで2点を返すと、代わった6番手チョン・ウラムからチョ・ピョンホのタイムリー、チ・ソックンのこの試合2本目の本塁打となる3ランで逆転サヨナラ勝ちし、3連勝となった。
 最大8点差をひっくり返した2位NCではチ・ソックンが5安打2本塁打4打点、チョ・ピョンホが1本塁打3打点と活躍。まさかの大逆転劇を許したSKは、ロッテに勝ったハンファに抜かれ8位に後退。打線ではイ・ジェウォンが3安打1本塁打1打点、パク・ケェヒョンが3安打1打点と活躍。


(9回裏逆転サヨナラ3ランを打ったチ・ソックン。)


KT 3−4 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ニッパート 4勝5敗   (セーブ)イ・ヒョンスン 2勝1敗14S  (敗)ホン・ソンヨン 2敗
本塁打) KT : ブラック 12号、キム・サヨン 6号
 KTは1回表、トゥサンの先発チャン・ウォンジュンから相手のエラーで1点を先制した。トゥサンは2回裏、KTの先発ジャマーノ(元福岡ソフトバンク)から9番キム・ジェホのタイムリーで1-1の同点に追いついた。KTは4回表4番ブラックの3試合連続本塁打で1点を勝ち越し、トゥサンは5回裏6番チェ・ジュファンのタイムリーで2-2の同点に追いつき、KTは6回裏から2番手チェ・ウォンジェを登板させた。トゥサンは7回表から2番手ニッパートを登板させ7回裏、KTの3番手ホン・ソンヨンから代打ホン・ソンフン、8番パク・コヌのタイムリーで2点を勝ち越した。
 KTはキム・ジェユン、シム・ジェミンの継投で追加点を与えず、9回表、トゥサンの3番手イ・ヒョンスンから1番キム・サヨンの本塁打で1点を返したが、4位トゥサンが逃げ切り6連敗から脱出した。7回から8回まで無失点に抑えたニッパートが4勝目。打線ではパク・コヌが3安打1打点、2番チョン・スビンが3安打と活躍。新球団KTは打線がつながらず連勝は3で止まった。

 
ハンファ 7−4 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ロジャース 4勝1敗  (セーブ)クォン・ヒョク 9勝12敗16S  (敗)リンドブロム 13勝8敗
本塁打) ハンファ : イ・ソンヨル 9号、チョン・グヌ 9号
 ハンファは2回表、ロッテの先発リンドブロムから5番イ・ソンヨルの本塁打で1点を先制した。ロッテは2回裏、ハンファの先発ロジャースから5番チェ・ジュンソクの内野ゴロの間に1-1の同点に追いついた。ハンファは5回表3番キム・ギョンオン、4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで3点を勝ち越し、先発ロジャースも3回以降得点を与えなかった。ハンファは8回表、ロッテの2番手イ・ソンミンからチャンスをつくり、代わった3番手キム・ウォンジュンから1番チョン・グヌの3ランでリードを広げた。
 ロッテは9回裏5番チェ・ジュンソク、7番ファン・ジェギュンのタイムリーで2点を返し、代わったハンファの2番手ソン・チャンシクから9番オ・スンテクの内野ゴロの間にもう1点を返した。だが最後は3番手クォン・ヒョクが抑えハンファが逃げ切り5連敗から脱出し、NCに敗れたSKを抜いて7位に浮上した。9回途中まで登板したロジャースが4勝目。打線では8番チョ・インソンが3安打と活躍。5位ロッテは先発リンドブロムが6回4失点と振るわなかった。
 

LG 5−2 キア  (光州)
(勝)リュ・ジェグク 4勝8敗    (セーブ)イム・ジョンウ 6勝9敗1S  (敗)ホン・ゴンヒィ 2勝4敗1S
本塁打) LG : オ・ジファン 11号、ヒメネス 10号
 LGは2回表、キアの先発ホン・ゴンヒィから7番オ・ジファンの本塁打で1点を先制し、3回表1番パク・ヨンテクのタイムリー、5番ヒメネスの3ランで4点を追加した。キアは3回裏、LGの先発リュ・ジェグクから1番シン・ジョンギルのタイムリーで1点を返し、4回から2番手パク・チュンピョが6回まで無失点に抑えた。そして6回裏5番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで1点を返した。
 キアは7回以降チェ・ヨンピル、シム・ドンソプ、キム・グァンスの継投で追加点を与えなかった。9位LGはユン・ジウン、イム・ジョンウの継投で相手の反撃を断ち、3連敗から脱出した。6回途中まで2失点に抑えたリュ・ジェグクが自身5連敗から脱し4勝目。イム・ジョンウはSK在籍時の2011年10月以来のセーブ。7位キアは先発ホン・ゴンヒィが3回5失点と振るわなかった。