LGは28日、2010年シーズンの2軍監督としてキム・ギテ読売2軍打撃コーチ(40)の就任を発表した。契約期間は3年で、年俸は1億ウォン(約760万円)。
キム・ギテ氏は仁荷大卒業後、1991年新球団サンバンウルに入団し、1年目から27本塁打を記録するなど主軸打者として活躍し、1994年本塁打王、97年首位打者のタイトルも獲得した。だが親会社の経営不振により、1998年オフにサムソンへ移籍した(サンバンウルは1999年限りで解散)。2000年には韓国代表としてシドニー五輪に出場し、銅メダル獲得に貢献した。
2002年開幕前SKにトレードされ、04年には打率.320を記録しゴールデングラブ賞も受賞したが、年齢による衰えを隠せず05年限りで引退した。プロ15年間の通算成績は1544試合に出場、打率.294、1465安打、249本塁打、923打点、83盗塁。
2006年から日本プロ野球・阪神でコーチ研修を受け、指導者の道を歩むことになった。2007年からは日本プロ野球・読売の育成軍のコーチに就任し、08年からは2軍打撃コーチとなった。また2008年北京五輪では韓国代表の打撃コーチも務めた。2009年からは日本プロ野球の各チームの若手選手が集まった混成チーム・フューチャーズの監督も任され、その指導力は日本で高く評価されていた。
現役時代所属したことはないが、2009年シーズンも7位に終わり、長年の低迷から脱出すべく27日パク・チョンフン新監督と5年の長期契約を結び、本格的な再建にとりかかったLGにおいて、キム・ギテ新2軍監督が指導力を発揮し、チームの主軸となる若手選手を育てることが期待されている。今後読売でのスケジュールを消化したあと、10月末LGの秋季キャンプに合流する予定。
(文責 : ふるりん)