DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  キム・ギテ読売2軍コーチ、2軍監督に就任

 LGは28日、2010年シーズンの2軍監督としてキム・ギテ読売2軍打撃コーチ(40)の就任を発表した。契約期間は3年で、年俸は1億ウォン(約760万円)。
 キム・ギテ氏は仁荷大卒業後、1991年新球団サンバンウルに入団し、1年目から27本塁打を記録するなど主軸打者として活躍し、1994年本塁打王、97年首位打者のタイトルも獲得した。だが親会社の経営不振により、1998年オフにサムソンへ移籍した(サンバンウルは1999年限りで解散)。2000年には韓国代表としてシドニー五輪に出場し、銅メダル獲得に貢献した。
 2002年開幕前SKにトレードされ、04年には打率.320を記録しゴールデングラブ賞も受賞したが、年齢による衰えを隠せず05年限りで引退した。プロ15年間の通算成績は1544試合に出場、打率.294、1465安打、249本塁打、923打点、83盗塁。
 2006年から日本プロ野球阪神でコーチ研修を受け、指導者の道を歩むことになった。2007年からは日本プロ野球・読売の育成軍のコーチに就任し、08年からは2軍打撃コーチとなった。また2008年北京五輪では韓国代表の打撃コーチも務めた。2009年からは日本プロ野球の各チームの若手選手が集まった混成チーム・フューチャーズの監督も任され、その指導力は日本で高く評価されていた。
 現役時代所属したことはないが、2009年シーズンも7位に終わり、長年の低迷から脱出すべく27日パク・チョンフン新監督と5年の長期契約を結び、本格的な再建にとりかかったLGにおいて、キム・ギテ新2軍監督が指導力を発揮し、チームの主軸となる若手選手を育てることが期待されている。今後読売でのスケジュールを消化したあと、10月末LGの秋季キャンプに合流する予定。 
(文責 : ふるりん