DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   2位トゥサン、3位ロッテに連勝し1ゲーム差

 ヒーローズ−SK(仁川・文鶴)は雨天中止。
トゥサン 8−2 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)キム・サンヒョン 6勝1敗  (敗)ソン・ミンハン 11勝4敗
本塁打) トゥサン : チェ・ジュンソク 5号、チェ・スンファン 1号  ロッテ : キム・ジュチャン 1号
 19日に引き続き2位攻防戦となったこの試合には、ロッテを応援しようと本拠地・釜山の野球ファンたちが押し寄せ、社稷野球場は2日連続で3万人の大入り満員となり、今季19度目の大入り満員を記録した。トゥサンは1回表、ロッテの先発ソン・ミンハンから4番キム・ドンジュのタイムリーで1点を先制したが、ロッテは1回裏トゥサンの先発キム・サンヒョンから1番キム・ジュチャンの先頭打者本塁打で1−1の同点に追いつく。トゥサンは4回表6番チェ・ジュンソクの3ランで勝ち越すと、5回表3番キム・ヒョンスのタイムリーで2点を追加した。エースのソン・ミンハンは5回6失点と不本意な内容で降板した。
 キム・サンヒョンは6回を1失点と好投すると、トゥサンは8回表ロッテの3番手キム・イリョプから途中出場の8番チェ・スンファンが、今季途中のトゥサン移籍後初本塁打、LG在籍時の2006年以来2年ぶりの本塁打となる2ランを打ち、8−1とリードを広げた。ロッテは9回裏トゥサンの3番手イム・テフンから途中出場の9番キム・ミンソンのプロ2年目にして初打点となるタイムリーで1点を返したが、反撃もここまでだった。2位トゥサンは3位ロッテとのゲーム差を1に広げ、ポストシーズンでは準プレーオフからではなく、プレーオフから出場できる公式戦2位争いで有利にたった。
 普段は中継ぎなどリリーフで活躍するキム・サンヒョンは、プロ8年目にして初の先発勝利で大抜擢にこたえた。打線では現在首位打者(.353)のキム・ヒョンスが3安打2打点と活躍。一方北京五輪中断期間再開後絶好調だったロッテは、16日のハンファ戦で勝利し8年ぶりにポストシーズン進出を決めてから、7月以来2ヶ月ぶりに3連敗してしまった。

(熱狂するロッテファンたち。)