ＳＫ ３−２ ロッテ （馬山）
（勝）キム・ウォンヒョン ６勝２敗２Ｓ （セーブ）チョン・デヒョン ２勝１敗１６Ｓ （敗）チェ・ヒャンナム ２勝２敗６Ｓ
（本塁打） ＳＫ ： チェ・ジョン ６号、パク・キョンワン ５号
ロッテは2回裏ＳＫの先発イ・ヨンウクから9番イ・スンファのタイムリーで2点を先制した。ＳＫは4回表ロッテの先発イ・ヨンフンから6番チェ・ジョンの本塁打で1点を返すと、5回表5番パク・チョングォンのタイムリーで2−2の同点に追いつく。ＳＫは2番手カ・ドゥギョム、3番手キム・ウォンヒョンが好投し相手に得点を与えない。一方ロッテも6回以降ヨム・ジョンソク、カン・ヨンシクの継投で、ＳＫに負けじと逆転を許さない。
しかし首位ＳＫは9回表ロッテの4番手チェ・ヒャンナムから4番パク・キョンワンの本塁打で1点を勝ち越すと、その裏の同点のピンチも守護神チョン・デヒョンがしのぎ、ＳＫが逆転勝ちで5連勝となった。5回途中から9回途中まで無失点に抑えたキム・ウォンヒョンが6勝目。決勝逆転本塁打を打ったパク・キョンワンが3安打と活躍。一方6月6日に着用した軍服風ユニフォームで再び試合に臨んだ3位ロッテは、対ＳＫ戦の連敗が5に伸び、ウリに勝った2位トゥサンとのゲーム差が2.5に開き、キアに勝った4位ハンファとゲーム差なしで並ばれた。
(9回表パク・キョンワンに決勝本塁打を打たれたチェ・ヒャンナム。)
ウリ ４−１２ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）イ・ヘェチョン ４勝３敗 （敗）キム・スギョン ２勝４敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ドンジュ １３号、キム・ヒョンス ４号
ウリは1回表トゥサンの先発イ・ヘェチョンから3番イ・テックンのタイムリーで1点を先制したが、トゥサンはその裏ウリの先発キム・スギョンから4番キム・ドンジュの3ランで逆転し、3回裏キム・ドンジュの犠牲フライで1点を追加した。トゥサンは5回裏ウリの2番手チョ・ヨンフン、3番手キム・ヨンミンから3番キム・ヒョンスの本塁打、6番イ・ソンヨルのタイムリーで2点を追加したが、ウリも6回表6番キム・ドンスのタイムリーでイ・ヘェチョンを降板させると、代わったトゥサンの2番手イム・テフンから代打チョン・ジュンホの2点タイムリーで6−4と2点差に迫った。
トゥサンは6回裏3番キム・ヒョンスのタイムリーと相手のエラーで2点、8回裏コ・ヨンミン、代打ユ・ジェウン、7番オ・ジェウォンのタイムリーで4点を追加し、イム・テフン、クム・ミンチョルの継投で相手の反撃を断ち、18安打12得点と打線の爆発で大勝した。コ・ヨンミンが3安打3打点、キム・ヒョンスが3安打2打点と活躍。特にキム・ヒョンスはシングルヒットが出れば、20歳5ヶ月と史上最年少でのサイクルヒット達成が実現するところだったが、惜しくも逃した。ウリは投手陣が崩壊し、10安打を放った打線を勢いづかせることができなかった。
キア ４−５ ハンファ （清州）
（勝）キム・ヒョンミン １勝 （敗）ユ・ドンフン ３勝２敗１Ｓ
（本塁打） キア ： チェ・ジョンボム ３号 ハンファ ： キム・テギュン １９号
キアは1回表ハンファの先発ソン・ジヌ(史上最多の通算207勝)から4番イ・ジェジュのタイムリーで1点を先制したが、ハンファはその裏キアの先発リマから2番イ・ヨンウの犠牲フライ、4番キム・テギュンの本塁打王争いトップを走る19号ソロで2−1と逆転した。キアは4回表6番チェ・ジョンボムの本塁打で同点とすると、9番キム・ジョングク、2番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで4−2と逆転した。その後リマに抑えられたハンファは8回裏、早々と登場したキアの守護神ハン・ギジュからキム・テギュンの内野ゴロの間と、5番イ・ボムホのタイムリーで4−4の同点に追いついた。
ハンファは5回以降マ・ジョンギル、ク・デソン(元オリックス)、アン・ヨンミョン、トーマス(元北海道日本ハム)の小刻みな継投でキアに得点を許さず、試合はこのまま延長に突入した。ハンファは12回裏キアの3番手ユ・ドンフンからキム・テギュンのタイムリーでサヨナラ勝ちし、熱戦に終止符を打った。また3位ロッテがＳＫに敗れたため、4位ハンファはゲーム差なしで並んだ。11回から登板したプロ2年目の21歳の若手キム・ヒョンミンがプロ初勝利。打線では主砲キム・テギュンがサヨナラヒットを含む2安打3打点と活躍。一方6位キアはこの試合も先制しながら敗れるなど、投打がかみ合わず5連敗。
(サヨナラタイムリーを打ったキム・テギュン。)
ＬＧ １−２ サムソン （大邱）
（勝）チョン・ビョンホ ２勝３敗 （セーブ）オ・スンファン １勝１敗１９Ｓ （敗）シム・スチャン １勝２敗
（本塁打） サムソン ： ヤン・ジュンヒョク ４号
サムソンは1回裏2軍から復帰したＬＧの先発シム・スチャンから3番ヤン・ジュンヒョクの2ランで先制したが、その後毎回のように追加点のチャンスを作るものの生かすことができない。ＬＧも毎回のようにサムソンの先発チョン・ビョンホから同点に追いつくチャンスを作るが、こちらもそれを生かせない。チョン・ビョンホは6回途中で2番手チョン・ヒョヌクに交代した。ＬＧは2番手の高卒新人チョン・チャンホンやイ・ジェヨンなどが相手に追加点を与えない。
ＬＧは9回表サムソンの守護神オ・スンファンの暴投で1点を返すが、同点に追いつけずサムソンが接戦を制した。今季はプロ生活初の2軍落ちも経験するなど不振にあえいでいる大打者ヤン・ジュンヒョクが、決勝2ランを含む4安打と活躍。今季は故障で出遅れたベテラン左腕チョン・ビョンホが2勝目をあげ、先発不足に悩むチームにとって朗報となった。一方最下位ＬＧは投手陣が踏ん張るもののチャンスであと一本が出ず、今季2度目の泥沼の9連敗。4番ペタジーニ(元読売)が3安打と活躍。
