DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2020年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

 プレーオフ : 現代−ハンファ

 今年3月のWBC(ワールドベースボールクラシック)で韓国代表をベスト4に導いたハンファのキム・インシク監督、アテネ五輪予選代表監督を務めたが本大会出場に失敗し、今年12月のアジア大会代表監督となった現代のキム・ジェバク監督と、韓国球界を代表する2人の名将の対決として注目されている。両チームのポストシーズンでの対戦は1996年準プレーオフ以来3度目だが、過去2回はいずれも現代の前身の太平洋が勝っている。
 今季の両チームの対戦成績は9勝9敗と五分であり、この数字を見るとどちらが有利とも言えない。だが先に3勝すれば韓国シリーズに進出できるプレーオフでは、優秀な先発投手が多いチームが有利だ。その点ではキャラウェイ(14勝)、チョン・ジュンホ(14勝)、新人チャン・ウォンサム(12勝)と10勝投手が3人いる現代のほうが、高卒新人三冠王リュ・ヒョンジン(18勝)、ムン・ドンファン(16勝)と10勝投手が2人しかいないハンファより優位に立っている。しかも第1戦先発予定のムン・ドンファンは準プレーオフ第1戦に先発し6回途中まで投げ中4日での登板となり、体調は万全とは言えない。
 公式戦のチーム防御率は現代が3.41、ハンファが3.35と大差はない。だが現代はイ・ヒョンスン、シン・チョリンらの中継ぎ陣がしっかりし、準プレーオフで好投したチェ・ヨンピル、故障明けでベストの状態ではないクォン・ジュンホンなど信頼できる中継ぎの少ないハンファとは差がある。抑えはハンファは準プレーオフで1勝1Sをあげたク・デソン(元オリックス)、現代はキム・ジェバク監督の大抜擢に応え今季新守護神となり38セーブをあげたパク・チュンスと、不動のストッパーが控えておりともに終盤での僅差のリードを守りきれるのが強みだ。
 8球団最多の110本塁打を記録した一発の怖さがあるが粗さの否めないハンファ打線に対し、チーム最高打率(.270)を記録した現代打線はつながりを重視している。今季外野のレギュラーに定着し首位打者争いを演じたイ・テックンを中心に、サットン、ソン・ジマン、チョン・ソンフンら長打力のある打者、主将イ・スンヨン、正捕手キム・ドンスの経験豊富で勝負強い打者、通算500盗塁以上の俊足打者チョン・ジュンホなど、さまざまなタイプの選手が切れ目のない打線をつくりチーム総得点(547点)は8球団1だった。ハンファと同様走れる選手が少ないのが難点であるが、キム・ジェバク監督はバントを多用する手堅い野球を展開している。
 試合展開としては、投手戦となればほぼ互角、打撃戦となれば現代が若干有利で、先発投手の枚数が多く総合力で上回る現代が優勢と思われる。名将2人の采配にも注目しつつ、接戦を期待したい。