サムソン 4−5 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ミョンジェ 2勝11敗 (セーブ)チョン・ジェフン 2勝3敗37S (敗)パク・ソクチン 3勝1敗
29日2年連続公式戦優勝を決めたサムソンは1回表、5位トゥサンの先発イ・ヘェチョンからシム・ジョンス、キム・チャンヒィのタイムリーなどで3点を先制すると、2回表トゥサンの2番手キム・ミョンジェからパク・チンマンの犠牲フライで1点を追加した。4位進出へ一つも負けられないトゥサンはサムソンの先発イム・ドンギュに5回まで無得点に抑えられてしまう。キム・ミョンジェもロングリリーフで毎回のように走者を出しながらも、サムソンに追加点を許さない。
するとトゥサンは7回裏サムソンの4番手パク・ソクチンからソン・シホンとヨン・ドカンのタイムリーで2点を返すと、満塁のチャンスでカン・ドンウが走者一掃の3塁打を放ち、一気に5−4と逆転する。キム・ミョンジェは8回途中で3番手キム・ドギュンにマウンドを譲ると、最後は守護神チョン・ジェフンが抑えトゥサンが怒涛の逆転勝ちを収め、この日ロッテに勝った4位キアとのゲーム差1を守った。なお試合後にサムソンの公式戦優勝セレモニーが行われ、選手や首脳陣は優勝トロフィーを授与された。今季最終戦となったこの対戦は、10勝7敗1分とサムソンが勝ち越した。
現代 1−0 ハンファ (大田)
(勝)キャラウェイ 14勝7敗 (セーブ)パク・チュンス 5勝5敗38S (敗)ソン・ジヌ 8勝8敗
2位現代は4回表3位ハンファの先発ソン・ジヌからイ・テックンの内野ゴロの間に1点を先制する。現代はその後キム・ヘニム、チ・ヨンギュらハンファのリリーフ陣から追加点を奪えなかったが、先発キャラウェイは6回を無失点に抑えると、シン・チョリン、新人イ・ヒョンスン、守護神パク・チュンスの継投で虎の子の1点を守りきり完封リレーで勝利した。キャラウェイはチーム最多タイの今季14勝目。史上最多の通算201勝をあげているソン・ジヌは5回1失点と好投したが、打線の援護に恵まれなかった。この日4位キアがロッテに勝ったため、ハンファの3位確定はお預けとなった。今季最終戦となったこの対戦は9勝9敗と五分に終わった。
ロッテ 1−2 キア (光州)
(勝)ユン・ソンミン 5勝5敗19S (敗)チュ・ヒョングァン 3勝6敗1S
(本塁打) ロッテ : カン・ミンホ 8号
4位確保のために負けられないキアは4回途中で無失点ながらも、ロッテに先制されそうな場面で先発チャン・ムンソクを交代させた。だがロッテは5回表キアの2番手チョン・ウォンからカン・ミンホの本塁打で1点を先制する。ロッテの先発ソン・ミンハンは7回無失点でマウンドをリリーフ陣に託す。1−0で迎えた9回表、キアは守護神ユン・ソンミンを登板させ必勝体制をとり、9回裏の攻撃にかけた。
すると9回裏ロッテの2番手イ・ワンギが同点のランナーを出すと、キアは代わった3番手チュ・ヒョングァンからチャン・ソンホのタイムリーで1−1の同点に追いつく。そしてさらに代わった4番手ノ・ジャンジンから代打キム・ジュヒョンのタイムリーでキアがサヨナラ勝ちし、猛追撃を見せる5位トゥサンとのゲーム差1を守った。1番イ・ヨンギュが3安打で勝利に貢献した。キアは1日からもダブルヘッダーを含みロッテとあと3試合を残しており、ポストシーズン進出権を得られる4位確保はロッテ次第ということになっている。