現代 １１−１ サムソン （大邱）
（勝）チャン・ウォンサム １２勝９敗 （敗）ハリッカラ １１勝７敗
（本塁打） 現代 ： ソン・ジマン １３号、キム・ドンス ５号
首位攻防戦となったこの試合は、２位現代が２回表首位サムソンの先発ハリッカラからチョン・ソンフンのタイムリーとキム・ドンスの犠牲フライで２点を先制すると、４回表ホン・ウォンギのタイムリーとソン・ジマンの２ランで５−０とし、ハリッカラはこの回で降板した。現代の先発の新人チャン・ウォンサムは４回１死１,２塁のピンチも連続三振でしのぐ。すると打線は７回表サムソンの３番手パク・ソクチンからキム・ドンスの３ランでリードを広げ、９回表サムソンの４番手の新人キム・ギテからチャ・ファジュンの犠牲フライとイ・テックンのタイムリーで３点を追加しダメを押した。
サムソンは９回裏現代の４番手ファン・ドゥソンの暴投で１点を返すのがやっとで、現代が13安打11得点で大勝し最近３連勝、そして対サムソン戦４連勝で首位サムソンに２ゲーム差と迫った。７回を無失点に抑えたチャン・ウォンサムは今季12勝目。サムソンはわずか５安打に抑えられた打線のみならず投手陣が総崩れで、正捕手チン・ガビョンも21日のハンファ戦で足を痛め残りの公式戦も出場は絶望と、今後の現代との直接対決(10月1,2日、水原）やポストシーズンにも不安を残した。
トゥサン ０−４ キア （光州）
（勝）グレイシンガー １４勝１２敗 （敗）リオス １２勝１５敗
21日の第１戦でトゥサンが勝利した４位攻防戦の第２戦は、序盤は５位トゥサンの先発リオス、４位キアの先発グレイシンガーと両外国人投手の投げ合いとなった。キアは６回裏イ・ジェジュのタイムリーで１点を先制すると、７回裏キム・サンフンのタイムリーで１点を追加した。キアは７回から２番手として最近中継ぎでチームを支える高卒新人ハン・ギジュをマウンドに送り、必勝体制をとった。
キアは８回裏リオスからキム・ギョンオンのタイムリーとキム・ミンチョルの犠牲フライで２点を追加すると、最後はセーブのつかない場面で守護神ユン・ソンミンが９回最後のトゥサンの攻撃を抑え、完封リレーでトゥサンを突き放す貴重な勝利をあげ、ゲーム差を2.5に広げポストシーズン進出へ向け大きく前進した。対トゥサン戦５連勝と相性のよいグレイシンガーは今季チーム最多の14勝目。わずか４安打に抑えられたトゥサンは４位の座が遠のきだした。今季最終戦となったこの対戦はキアが11勝6敗1分と勝ち越し、４位争いで優位に立つ大きな要因となった。
ＬＧ ２−３ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ノ・ジャンジン ３勝３敗６Ｓ （敗）キム・フェグォン ３敗
21日はロッテが勝利した最下位攻防戦最終戦は、最下位ＬＧが７位ロッテの先発キム・スファからパク・ヨンテクの内野ゴロの間に３塁走者が生還し１点を先制した。ロッテは４回裏ＬＧの先発キョン・ホンホからパク・ヒョンスンの犠牲フライで１−１の同点としたが、その後は両者無得点が続いた。ＬＧは９回表ロッテの２番手イ・ワンギからチェ・ギルソンの内野ゴロの間に三塁走者が生還し１点を勝ち越した。ロッテは土壇場の９回裏ＬＧの守護神ウ・ギュミンからイ・ウォンソクの犠牲フライで２−２の同点に追いつくものの、ここで２塁走者が３塁で刺されてしまい３アウトとなり、試合は延長に突入する。
ロッテは延長12回裏ＬＧの６番手の高卒新人キム・フェグォンからサヨナラ勝ちのチャンスを作ると、代わったＬＧの７番手の高卒新人ユン・ドンゴンから代打パク・ヨンスが押し出しの四球を選び、互いに残塁の山を築きチャンスを潰しあった４時間近い泥試合に決着をつけた。10回途中から12回までＬＧを無得点に抑えた４番手ノ・ジャンジンが勝利投手。これで３連勝のロッテはＬＧとのゲーム差を3.5に広げ、最近４連敗のＬＧは球団史上初の年間最下位がますます濃厚になった。今季最終戦となったこの対戦は、ロッテが10勝7敗1分と勝ち越した。
