DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  トゥサン、プレーオフ連勝で韓国シリーズ進出に王手

プレーオフ第2戦
ハンファ 1−6 トゥサン  (ソウル・蚕室)

(勝)ランデル 1勝  (敗)ムン・ドンファン 1勝2敗
本塁打) トゥサン : アン・ギョンヒョン 1号  
 トゥサンが先勝したプレーオフの第2戦は、トゥサンの先発がランデル(元読売、29試合、12勝7敗、防御率3.25)、ハンファの先発がムン・ドンファン(26試合、10勝9敗、防御率3.47)で始まった。第2戦も第1戦と同様、試合開始1時間前に入場券が売り切れ、3万500人の大観衆を集めた。3回までは両先発投手の投手戦が続き、互いに得点を奪えない。均衡が破れたのは4回裏だった。トゥサンはこの回チョン・サンヨルが満塁のチャンスでタイムリーを打ち2点を先制すると、さらにチャン・ウォンジンのタイムリーで2点を追加し4−0とする。
 さらにトゥサンは5回裏ベテランのアン・ギョンヒョンのポストシーズン通算8本目となる2ランで6−0とリードを広げた。ハンファは6回表、ランデルからイ・ドヒョンのタイムリーで1点を返すが、その後得点を許さずランデルは7回1失点でマウンドを降りる。その後トゥサンはイ・ヒェチョン、イ・ジェウ、キム・ソンベの継投でハンファに反撃を許さず、トゥサンが危なげなく勝利し連勝で韓国シリーズ進出に王手をかけた。
 第3戦は10日18時から蚕室(チャムシル)野球場で、トゥサンの先発が高卒ルーキーのキム・ミョンジェ(28試合、7勝6敗、防御率4.63)、ハンファの先発が準プレーオフMVPのチェ・ヨンピル(40試合、8勝8敗5S、防御率2.89)で始まる。トゥサンは3連勝で4年ぶりの韓国シリーズ出場なるか。それともハンファが1勝をあげ、決戦の舞台を本拠地・大田(テジョン)に移すことができるか。


(文責:ふるりん