DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

FAヤン・ウィジの補償選手、チョン・チャンミンが指名される

 NCダイノスは11月30日、2023年のFA選手でトゥサンベアースへ移籍したヤン・ウィジ捕手(34)の補償選手としてチョン・チャンミン投手(22)を指名した。

 右腕チョン・チャンミンは高校卒業後の2019年にトゥサンへ入団、兵役のため軍へ入隊し除隊されトゥサンに復帰し、2022年シーズンは一軍初登板など9試合に登板、勝敗なし、防御率19.29の成績だった。またNCにはヤン・ウィジの2022年の年俸(10億ウォン)に相当する補償金も譲渡される。

 

(文責 : ふるりん

新外国人選手ショーン・アンダーソン投手と契約

 キアタイガーズは11月30日、2023年シーズンの新外国人選手としてショーン・アンダーソン投手(28)と契約金10万ドル、年俸60万ドル、オプション10万ドルの総額最大100万ドルで契約した。

 アメリカ合衆国出身の右腕ショーン・アンダーソンは2016年にMLBボストンレッドソックスと契約、2019年にサンフランシスコジャイアンツで初めてメジャーリーグに昇格した。2021年はサンディエゴパドレスミネソタツインス、ボルティモアオリオールスで登板、2022年シーズンはトロントブルージェイスで1試合に登板、ブルージェイス傘下のAAA級マイナーリーグで36試合に登板、3勝3敗1セーブ、防御率3.58の成績だった。メジャーリーグ4年間の通算成績は63試合に登板、3勝5敗2セーブ、防御率5.84。マイナーリーグ6年間の通算成績は113試合に登板、24勝17敗2セーブ、防御率3.72。

 2022年シーズン終了時点でキアが契約していた外国人選手3名のうちソクラテスブリトー外野手とは2023年の再契約を終えたが、ショーン・ノリン投手(元埼玉西武)、トーマス・パノーニ投手の去就は未定である。

 

(文責 : ふるりん

FAオ・ソンジン、ハンファに復帰

 ハンファイーグルスは11月29日、2023年のFA(フリーエージェント)選手だったオ・ソンジン内野手(33)と2023年から契約期間最長2年、契約金1億5000万ウォン、年俸1億ウォン、インセンティブ2500万ウォンの総額最大4億ウォンで契約し、古巣への復帰が決まった。

 左打者のオ・ソンジンは高校卒業後の2008年にハンファへ入団、新人の年から46試合に出場、内野のユーティリティープレイヤーとして起用されてきた。2019年には自身最多の122試合に出場した。しかし2021年は出場機会が減少し、シーズン途中の6月にトレードでサムソンライオンズへ移籍した。2022年シーズンは100試合に出場、打率.276、3本塁打、24打点、2盗塁の成績で、シーズン終了後に初めてFAとなった。プロ15年間の通算成績は1019試合に出場、打率.242、591安打、18本塁打、215打点、47盗塁。

 なお、オ・ソンジンは2023年のFA選手では等級Cとなり、ハンファは規定により前所属球団のサムソンに2022年の年俸(7000万ウォン)の1.5倍に相当する補償金を譲渡しなければならず、補償選手の譲渡の必要はない。

 

(文責 : ふるりん

FAチェ・ウンソンの補償選手、ユン・ホソルが指名される

 LGツインスは11月29日、2023年のFA(フリーエージェント)選手でハンファイーグルスと契約したチェ・ウンソン内野手(32)の補償選手としてユン・ホソル投手(28)を指名した。他にチェ・ウンソンの2022年の年俸の2倍に相当する額(5億6000万ウォン)の補償金がLGに譲渡される。

 右腕ユン・ホソルは高校卒業後の2013年にNCダイノスへ入団するも一軍に定着できず、2018年シーズン開幕前の3月にトレードでハンファに移籍した。2021年よりリリーフとして一軍に定着し、2022年シーズンは52試合に登板、3勝5敗7ホールド、防御率4.04の成績だった。プロ9年間の通算成績は118試合に登板、6勝6敗15ールド、防御率5.45。

 

(文責 : ふるりん

FAユ・ガンナムの補償選手、キム・ユヨンが指名される

 LGツインスは11月29日、2023年のFA(フリーエージェント)選手でロッテジャイアンツと契約したユ・ガンナム捕手(32)の補償選手としてキム・ユヨン投手(28)を指名した。他にユ・ガンナムの2022年の年俸の2倍に相当する額(5億4000万ウォン)の補償金がLGに譲渡される。

 左腕キム・デユは高校卒業後の2014年にロッテに入団、2016年から一軍でリリーフとして起用されるようになった。兵役のため軍へ入隊し除隊されると。2022年シーズンは68試合に登板、6勝2敗13ホールド、防御率5.65の成績だった。プロ9年間の通算成績は197試合に登板、7勝3敗1セーブ18ホールド、防御率5.64。

 

(文責 : ふるりん

FAパク・トンウォンの補償選手、キム・デユが指名される

 キアタイガーズは11月27日、2023年のFA(フリーエージェント)選手でLGツインスと契約したパク・トンウォン捕手(32)の補償選手としてキム・デユ投手(31)を指名した。他にパク・トンウォンの2022年の年俸の2倍に相当する額(6億2000万ウォン)の補償金がLGに譲渡される。

 左腕キム・デユは高校卒業後の2010年にネクセンヒーローズ(現キウムヒーローズ)に入団、2013年シーズン終了後に余剰戦力を対象とした2次ドラフトでSKワイバーンス(現SSGランダース)へ移籍した。しかし一軍に定着できず2018年に自由契約となり、2019年からKTウィズと契約、同年シーズン終了後に余剰戦力を対象とした2次ドラフトでLGへ移籍した。LGでは2021年にリリーフで自身最多の64試合に登板しプロ初勝利を含む4勝を記録した。2022年シーズンは59試合に登板、2勝1敗13ホールド、防御率2.04の成績だった。プロ13年間の通算成績は162試合に登板、6勝3敗37ホールド、防御率3.51。

 

(文責 : ふるりん

新外国人選手アリエル・フラード投手と契約

 キウムヒーローズは11月25日、2023年シーズンの新外国人選手としてアリエル・フラード投手(26)と年俸85万ドル、オプション15万ドルの総額最大100万ドルで契約した。

 パナマ出身の右腕アリエル・フラードは2013年よりMLBテキサスレンジャースと契約、2018年に初めてレンジャースでメジャーリーグに昇格し5勝を記録、2019年にはレンジャースで7勝を記録した。2020年シーズン途中の8月にニューヨークメッツへトレードで移籍した。2022年シーズンはMLBミネソタツインス傘下のマイナーリーグチームで15試合に登板し2勝2敗1セーブ、防御率3.30の成績だった。メジャーリーグ3年間の通算成績は45試合に登板、12勝16敗、防御率5.97。マイナーリーグ8年間の通算成績は131試合に登板、47勝24敗1セーブ、防御率3.39。

 なおキウムが2022年シーズン終了時点で契約していたエリック・ヨキシュ投手、タイラー・エップラー投手(元オリックス)、ヤシエル・プイーグ外野手の3名の外国人選手の去就は未定である。

 

(文責 : ふるりん