DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(5.17) 結果

トゥサン3連勝で首位浮上
 

トゥサン 3-1 SK  (仁川)
(勝)フランコフ 4勝3敗  (セーブ)パク・チグク 1勝1敗3S  (敗)ダイクソーン 3勝2敗

本塁打)トゥサン ; キム・ジェファン 8号

 トゥサンは5回表にSKの先発ダイクソーンから4番キム・ジェファンの本塁打で2点を先制し、先発フランコフは6回裏まで無失点に抑えた。SKの2番手キム・テッキョンは7回表に追加点を与えなかった。トゥサンは7回裏から2番手クォン・ヒョク、3番手イ・ヒョンボムと継投策をとった。SKの3番手カン・ジグァンは8回表に追加点を与えなかった。トゥサンの4番手ユン・ミョンジュンは8回裏を無失点に抑えた。

 トゥサンは9回表にSKの4番手イ・スンジンから3番パク・コヌのタイムリーで1点を追加した。SKは9回裏にトゥサンの5番手キム・スンフェからチャンスを作り、代わった6番手パク・チグクから代打イ・ジェウォンのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまででトゥサンが3連勝し首位に浮上した。フランコフは4勝目。トゥサン打線では2番フェルナンデスが3安打と活躍。先発ダイクソーンは6回を2失点に抑えるも打線の援護がなかったSKは2位に後退。

 

 
NC 13-2 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)ク・チャンモ 1勝  (敗)チャ・ウチャン 5勝2敗

本塁打)NC : ベタンコート 8号

 NCは1回表にLGの先発チャ・ウチャンから6番ノ・ジンヒョクへの押し出しの四球、7番カン・ジンソンのタイムリーで4点を先制した。LGは2回裏にNCの先発ク・チャンモから7番キム・ミンソンのタイムリーで1点を返した。NCは5回表に4番ヤン・ウィジのタイムリー、5番ベタンコート本塁打で3点を追加しチャ・ウチャンをノックアウトすると、代わったLGの2番手チェ・ドンファンからカン・ジンソンのタイムリーでもう1点を追加した。

 NCは6回表にベタンコートとノ・ジンヒョクのタイムリーで3点を追加した。LGは6回裏にNCの2番手カン・ユングから4番ジョセフのタイムリーで1点を返した。NCの3番手キム・ゴンテは7回裏を無失点に抑えた。LGの3番手チョン・チャンホンは8回表まで追加点を与えなかった。4番手ミン・テホは8回裏を無失点に抑え、NCは9回表にLGの4番手ペ・ジェファンから9番キム・テジン、途中出場の1番イ・ウソンのタイムリーで2点を追加した。

 5番手の高卒新人チョン・サミンは9回裏に相手の反撃を断ち、3位NCが勝利した。5回を1失点に抑えたク・チャンモは2019年シーズン初勝利。NC打線ではカン・ジンソンが3安打4打点、ベタンコートが3安打1本塁打3打点、ノ・ジンヒョクが3打点と活躍。先発チャ・ウチャンが5回途中7失点で降板したLGは4位に後退。


   
ロッテ 0-7 キウム  (ソウル・高尺
(勝)ヨキシュ 4勝1敗  (敗)ラリー 1勝6敗

 キウムは1回裏にロッテの先発ラリーから2番キム・ハソンの内野ゴロの間に1点を先制し、2回裏に8番パク・トンウォンと9番イ・ジヨンのタイムリーで3点、4回裏に1番ソ・ゴンチャンと3番サンズのタイムリーで2点を追加した。先発ヨキシュは7回表まで無失点に抑え、キウムは7回裏にロッテの2番手チェ・ヨンファンからサンズの内野ゴロの間に1点を追加した。

 キウムの2番手キム・サンスは8回表、ロッテの3番手パク・クンホンは8回裏をそれぞれ無失点に抑えた。3番手キム・ソンミンは9回表に相手の反撃を断ち、5位キウムが完封リレーで勝利し4連敗から脱出した。ヨキシュは4勝目。先発ラリーが5回6失点で降板し打線が沈黙したロッテは9位に後退。

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4勝目をあげたキウムのヨキシュ(http://sports.mk.co.kr/view.php?year=2019&no=325925 より)。

 


キア 5-2 ハンファ  (大田
(勝)ターナー 2勝5敗  (セーブ)ムン・ギョンチャン 3S  (敗)チャド・ベル 5勝4敗

本塁打)キア : ハン・スンテク 3号 

 キアは5回表にハンファの先発チャド・ベルから8番ハン・スンテクの本塁打、3番アン・チホンのタイムリーで2点を先制した。ハンファは2回裏にキアの先発ターナーから相手のエラーで2-2の同点に追いついた。キアは6回表に9番チェ・ウォンジュンのタイムリーで1点を勝ち越しチャド・ベルをノックアウトした。キアは7回表にハンファの2番手イ・テヤンからアン・チホンのタイムリーで1点、8回表にハンファの3番手キム・ジョンスから1番イ・チャンジンの犠牲フライで1点を追加した。

 キアの2番手チョン・サンヒョンは8回裏、ハンファの4番手キム・ソンフンは9回表をそれぞれ無失点に抑えた。3番手ムン・ギョンチャンは9回裏に相手の反撃を断ち、最下位キアが勝利し6連敗から脱出、パク・フンシク監督代行が初めて指揮を執った試合で初勝利を飾った。7回を2失点に抑えたターナーは2勝目。先発チャド・ベルが6回途中3失点で降板した6位ハンファは連勝が4で止まった。

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就任後初の試合で初勝利をあげ選手を出迎えるキアのパク・フンシク監督代行。

 

 

サムソン 14-3 KT  (水原
(勝)チェ・チェフン 4勝2敗  (敗)クム・ミンチョル 1勝3敗

本塁打)サムソン : イ・ハクチュ 4号  KT : カン・ベッコ 6号、ロハス 8号

 サムソンは1回表にKTの先発クム・ミンチョルから4番ラフのタイムリーで1点を先制し、KTは1回裏にサムソンの先発ヘイリーから5番オ・テゴンのタイムリーで1-1の同点に追いついた。サムソンは2回表に9番チェ・ヨンジンのタイムリー、3番ク・ジャウクの犠牲フライで3点を勝ち越しクム・ミンチョルをノックアウトした。ヘイリーはひじの痛みのため2回裏から2番手キム・デウに交代した。KTは3回裏にサムソンの3番手チェ・チェフンから3番カン・ベッコの2試合連続本塁打で1点を返した。サムソンは4回表にKTの2番手の大卒新人イ・サンドンから2番キム・サンスのタイムリーで2点を追加した。

 サムソンは5回表に7番カン・ミンホ、チェ・ヨンジンのタイムリー、代わったKTの3番手キム・テオからキム・サンスのタイムリーで計4点を追加した。4番手チョ・グンジョンは6回表を無失点に抑え、KTは6回裏にサムソンの4番手ウ・ギュミンから4番ロハスの2試合連続本塁打で1点を返した。KTの5番手ペ・ジェソンは7回表を無失点に抑えた。サムソンは8回表にKTの6番手イ・ジョンヒョンから9番イ・ハクチュの本塁打で3点を追加し、8回裏から5番手イム・ヒョンジュンを登板させた。

 サムソンは9回表にKTの7番手オム・サンベクから5番イ・ウォンソクのタイムリーで1点を追加し、6番手クォン・オジュンは相手の反撃を断ち勝利し7位に浮上した。3回を1失点に抑えたチェ・チェフンは4勝目。先発全員安打の20安打を記録したサムソン打線ではキム・サンスが3安打4打点、カン・ミンホが4安打1打点、チェ・ヨンジンが3打点と活躍。先発クム・ミンチョルが2回途中4失点で降板したKTは連勝が4で止まり8位に後退した。KT打線ではロハスが3安打1本塁打1打点と活躍。

 

【レギュラーシーズン 順位表】
(5月17日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率

1.トゥサン   47  32  15  0  .681

2.SK     46  30  15  1  .667

3.NC     45  26  19  0  .578

4.LG     45  25  20  0  .556

5.キウム    47  26  21  0  .553

6.ハンファ   44  21  23  0  .477

7.サムソン   45  18  27  0    .400

8.KT        47  18  29     0    .383

9.ロッテ    45  17  28  0  .378

10.キア     45  14  30  1  .318

 

(文責 : ふるりん

新外国人選手プレストン・タッカー外野手と契約

 キアは5月17日、2019年シーズンの新外国人選手としてアメリカ合衆国出身のプレストン・タッカー外野手(28)と契約金9万ドル、年俸18万ドルの総額27万ドルで契約したことを発表した。5月10日にウェーバー公示され退団した外国人選手ジェレミー・ヘイゼルベイカーの代役となる。

 左打者のプレストン・タッカーは2012年にMLB(メジャーリーグベースボール)ヒューストンアストロズと契約し、2015年にアストロズで初めてメジャーリーグに昇格し98試合に出場、13本塁打を記録した。その後マイナーリーグメジャーリーグを行き来し、アトランタブレーブスに移籍、2018年にトロントブルージェイズで97試合に出場、6本塁打、27打点を記録した。2019年シーズンはシカゴホワイトソックス傘下のAAA級マイナーリーグチームに所属し、24試合に出場、打率.284、1本塁打、10打点、0盗塁の成績だった。メジャーリーグ3年間の通算成績は243試合に出場、打率.222、23本塁打、68打点、0盗塁。マイナーリーグ8年間の通算成績は577試合に出場、打率.281、101本塁打、415打点、13盗塁。

 プレストン・タッカーは5月13日に韓国へ到着し、すでにキアの練習に合流し16日に成績契約を結んだ。弟のカイル・タッカーも同じ左打ちの外野手で、ヒューストンアストロズ傘下のAAAマイナーリーグチームに所属している。

 

(5月17日時点での為替レート:1万ドルが109万6300円。)

 

(文責:ふるりん

レギュラーシーズン(5.16) 結果

KT4連勝で7位浮上
 

SK 2-5 NC  (昌原)
(勝)チャン・ヒョンシク 3勝1敗  (セーブ)ウォン・ジョンヒョン 1勝11S  (敗)サンチェス 5勝2敗

 NCは1回裏にSKの先発サンチェスから4番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を先制した。SKは3回表にNCの先発パク・チヌから1番ペ・ヨンソプのタイムリー、4番ロマック(元横浜DeNA)の犠牲フライで2-1と逆転した。7回表から2番手チャン・ヒョンシクを登板させ、NCは7回裏に相手のエラーで3-2と逆転すると、SKの2番手キム・テフンから3番ノ・ジンヒョクのタイムリーで2点を追加した。SKの3番手カン・ジグァンは追加点を与えなかった。

 NCは8回表から3番手ペ・ジェファンを登板させたが頭部への死球で退場となり、4番手イ・ミンホを登板させた。SKの4番手シン・ジェウンは8回裏に追加点を与えなかった。5番手ウォン・ジョンヒョンは相手の反撃を断ち、3位NCが勝利した。NC打線では8番クォン・ヒィドンが3安打と活躍。首位SKでは先発サンチェスが7回途中4失点で降板した。SK打線では9番ノ・スグァンが3安打と活躍。

 

 
サムソン 1-4 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ユ・ヒィグァン 2勝3敗  (敗)ウォン・テイン 1勝3敗

 サムソンは1回表にトゥサンの先発ユ・ヒィグァンから4番ラフの犠牲フライで1点を先制した。トゥサンは2回裏にサムソンの先発の高卒新人ウォン・テインから7番パク・セヒョクの内野ゴロの間に1-1の同点に追いついた。ユ・ヒィグァンは2回表以降得点を与えず、トゥサンは6回裏に5番オ・ジェイルの内野ゴロの間に2-1と逆転し、6番キム・ジェホのタイムリーなどでさらに2点を奪った。

 サムソンの2番手イ・スンヒョンは7回裏、3番手イム・ヒョンジュンは8回裏をそれぞれ無失点に抑えた。1失点のユ・ヒィグァンは2017年5月以来の完投勝利で2勝目。先発ウォン・テインが6回4失点で降板したサムソンはロッテと同率8位に後退。

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2017年5月以来の完投勝利をあげたトゥサンのユ・ヒィグァン(http://www.osen.co.kr/article/G1111143624 より)。

 


   
LG 3-2 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ケリー 5勝3敗   (セーブ)コ・ウソク 2勝2敗6S  (敗)キム・ウォンジュン 3勝4敗

 LGの先発ケリー、ロッテの先発キム・ウォンジュンともに6回まで無失点に抑えた。LGは7回表に1番イ・チョヌンのタイムリーで2点を先制しキム・ウォンジュンをノックアウトした。LGは8回表にロッテの2番手コ・ヒョジュンから8番ユ・ガンナムの犠牲フライで1点を追加した。ロッテは8回裏にLGの2番手の高卒新人チョン・ウヨンからチャンスを作り、代わった3番手コ・ウソクから5番ソン・アソプのタイムリーで2点を返した。

 ロッテの3番手パク・シヨンは9回表に追加点を与えなかった。コ・ウソクは相手の反撃を断ち、3位LGが勝利した。7回を無失点に抑えたケリーは5勝目。先発キム・ウォンジュンは7回途中2失点と好投したが打線の援護がなく、ロッテは連勝が3で止まりサムソンと同率8位に後退。ロッテ打線ではソン・アソプが3安打2打点と活躍。

 


キウム 6-15 ハンファ  (大田
(勝)チャン・ミンジェ 5勝1敗  (敗)アン・ウジン 3勝4敗

本塁打)キウム : パク・トンウォン 2号  ハンファ : キム・フェソン 2号、ソン・グァンミン 4号 

 ハンファは1回裏にキウムの先発アン・ウジンから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで1点を先制し、2回裏に6番キム・フェソンの本塁打で1点を追加した。キウムは3回表にハンファの先発チャン・ミンジェから5番サンズの走者一掃となる3点タイムリーで3-2と逆転した。ハンファは3回裏に2番オ・ソンジンのタイムリー、5番イ・ソンヨルへの押し出しの四球、7番チャン・ジンヒョク、8番チ・ソンジュンのタイムリーで8-3と逆転しアン・ウジンをノックアウトした。さらにこの回代わったキウムの2番手イ・ヨンジュンからオ・ソンジンのタイムリーで2点を追加した。

 キウムは5回表に4番パク・ピョンホの併殺打の間に1点、6回表に9番パク・トンウォンの本塁打で2点を返した。ハンファの2番手キム・ギョンテは無失点に抑えた。キウムの3番手オ・ジュウォンは6回裏まで追加点を与えなかった。3番手アン・ヨンミョンは7回表を無失点に抑え、ハンファは7回裏にキウムの4番手ユン・ヨンサムから9番ヤン・ソンウのタイムリーで1点を追加した。4番手ソン・ウンボムは8回表を無失点に抑え、ハンファは8回裏にキウムの5番手の高卒新人パク・チュソンから途中出場の6番ソン・グァンミンの満塁本塁打で4点を追加した。

 5番手キム・ソンフンは9回表に相手の反撃を断ち、6位ハンファが勝利し3連勝となった。6回途中まで6失点に抑えたチャン・ミンジェは5勝目。先発全員安打の18安打を記録したハンファ打線ではオ・ソンジンが3安打3打点、ホイングが3安打1打点、1番チョン・ウヌォンが3安打と活躍。先発アン・ウジンが3回途中9失点で降板した5位キウムは4連敗。キウム打線では1番イ・ジョンフと3番キム・ハソンが3安打と活躍。

 

 

KT 6-3 キア  (光州
(勝)イ・デウン 1勝2敗  (セーブ)チョン・ソンゴン 2勝2敗4S  (敗)ホン・ゴンヒィ 1勝4敗

本塁打)KT : カン・ベッコ 5号、ファン・ジェギュン 7号、ロハス 7号

  KTは3回表にキアの先発ホン・ゴンヒィから3番カン・ベッコの本塁打で2点を先制し、4回表に6番ファン・ジェギュンの本塁打で2点、5回表に4番ロハス本塁打で2点を追加した。キアは6回裏にKTの先発イ・デウン(元千葉ロッテ)から7番イ・ミョンギへの押し出しの四球で1点を返した。2番手の高卒新人チャン・ジスは7回表まで追加点を与えず、キアは7回裏にKTの2番手の高卒新人ソン・ドンヒョンから4番チェ・ヒョンウの犠牲フライなどで2点を返した。

 キアの3番手コ・ヨンチャンは8回表、KTの3番手チュ・グォンは8回裏、キアの4番手チャ・ミョンジンは9回表をそれぞれ無失点に抑えた。4番手チョン・ソンゴンは9回裏に相手の反撃を断ち、KTが勝利し4連勝で7位に浮上した。6回を1失点に抑えたイ・デウンは韓国初勝利。先発ホン・ゴンヒィが5回6失点で降板した最下位キアは6連敗で、この試合限りでの辞任を表明していたキム・ギテ監督の最後の試合でも敗れ、浮上の兆しが見えてこない。

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辞任を表明したキアのキム・ギテ監督(列の一番右)とコーチ陣が試合後にファンに向けて挨拶(http://www.osen.co.kr/article/G1111143820 より)。

 

【レギュラーシーズン 順位表】
(5月16日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率
1.SK     45  30  14  1  .682

2.トゥサン   46  31  15  0  .674

3.LG     44  25  19  0  .568

3.NC     44  25  19  0  .568

5.キウム    46  25  21  0  .543

6.ハンファ   43  21  22  0  .488

7.KT        46  18  28     0    .391

8.サムソン   44  17  27  0    .386

8.ロッテ    44  17  27  0  .386

10.キア     44  13  30  1  .302

 

(文責 : ふるりん

最下位キア、キム・ギテ監督辞任  パク・フンシク監督代行就任

 キアは5月16日、キム・ギテ監督(49)の辞任を発表した。5月17日のハンファ戦(大田)からはパク・フンシクフューチャース(二軍に相当)監督(57)が代行として指揮を執る。

 キム・ギテ監督は現役時代サンバンウル、サムソン、SKで通算249本塁打を記録した強打の内野手として活躍し、引退後は日本プロ野球・読売などの二軍で指導者経験を積み、2010年より韓国に戻りLGのコーチとなった。2011年シーズン終了後よりLGの監督となり、2013年にはLGを11年ぶりのポストシーズン進出に導いたが、2014年シーズン途中の4月、成績不振により辞任した。

 2014年シーズン終了後、キアの監督に就任し、2017年には8年ぶり11度目(前身のヘテ時代からの通算)の韓国シリーズ優勝に導いた。だが優勝の翌2018年、キアは5位に終わり、2019年シーズンは5月15日まで5連敗中の最下位に低迷していた。キム・ギテ監督は15日に辞意を表明し、16日に球団はこれを了承した。パク・フンシク監督代行には投打ともに不調のチームの再建という難題が課せられている。

 

(文責:ふるりん

 

レギュラーシーズン(5.15) 結果

ロッテ3連勝で同率7位浮上  最下位キア5連敗
 

SK 7-3 NC  (昌原)
(勝)キム・グァンヒョン 6勝1敗  (敗)ユ・ウォンサン 1敗1S

本塁打)SK : ナ・ジュファン 2号  NC : キム・テジン 2号  

 SKは2回表にNCの先発ユ・ウォンサンから6番ナ・ジュファンの本塁打で2点を先制し、3回表に4番ロマック(元横浜DeNA)の犠牲フライで1点を追加した。SKは5回表にNCの2番手ミン・テホからチャンスを作ると、代わった3番手イ・ウソクから3番チェ・ジョン、ロマック、7番キム・ソンヒョンのタイムリーで3点を追加した。NCは6回裏にSKの先発キム・グァンヒョンから5番ベタンコートのタイムリー、相手のエラーで2点を返した。SKは7回表にNCの4番手キム・ジンソンからキム・ソンヒョンのタイムリーで1点を追加した。

 NCは7回裏に8番キム・テジンの本塁打で1点を返し、5番手イ・ミンホは8回表を無失点に抑えた。SKは8回裏から2番手ソ・ジニョンを登板させた。NCの6番手チャン・ヒョンシクは9回表に追加点を与えなかった。3番手ハ・ジェフン(元東京ヤクルト)は9回裏に相手の反撃を断ち、首位SKが勝利した。7回を3失点に抑えたキム・グァンヒョンは6勝目。SK打線ではロマックが3安打2打点と活躍。3位NCでは先発ユ・ウォンサンが4回3失点で降板した。

 

 
サムソン 1-3 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)リンドブロム 7勝  (セーブ)キム・スンフェ 1勝1S  (敗)ユン・ソンファン 2勝1敗

本塁打)サムソン : ク・ジャウク 4号

 トゥサンは1回裏にサムソンの先発ユン・ソンファンから3番パク・コヌの犠牲フライで1点を先制し、2回裏に8番オ・ジェウォンのタイムリーで1点、6回裏に7番パク・セヒョクの犠牲フライで1点を追加した。サムソンは7回表にトゥサンの先発リンドブロムから3番ク・ジャウクの本塁打で1点を返した。

 サムソンは7回裏から2番手イム・ヒョンジュンを登板させ、3番手チェ・ジグァンは追加点を与えなかった。2位トゥサンは9回表から2番手ハム・トクチュを登板させたが、結局3番手キム・スンフェが相手の反撃を断ち勝利した。8回を1失点に抑えたリンドブロムは開幕7連勝。先発ユン・ソンファンが6回を3失点に抑えながら打線の援護が弱かったサムソンはロッテと同率7位に並ばれた。

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セーブを記録したトゥサンのキム・スンフェ(http://www.sportsseoul.com/news/read/763589 より)。

 

  
LG 4-8 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ソン・スンナク 2勝4S   (敗)チョン・ウヨン 1勝2敗1S

本塁打)LG : キム・ヒョンス 2号  ロッテ : シン・ヨンス 1号

 ロッテは2回裏にLGの先発ウィルソンから7番チェ・テインのタイムリーで1点を先制した。LGは3回表にロッテの先発チャン・シファンから5番チェ・ウンソンと6番イ・ヒョンジョンのタイムリーで2-1と逆転し、4回表にロッテの2番手パク・クンホンから3番キム・ヒョンスの本塁打で2点を追加した。3番手の高卒新人ソ・ジュヌォンは追加点を与えず、ロッテは4回裏に5番ソン・アソプの併殺打の間に1点を返し、4番手キム・ゴングク、5番手チョン・ソンジョン、6番手パク・シヨンは追加点を与えなかった。

 ロッテは7回裏に代打キム・ムンホの内野ゴロの間に1点を返した。7番手ソン・スンナクは8回表を無失点に抑え、ロッテは8回裏にLGの2番手の高卒新人チョン・ウヨンからチャンスを作ると、代わった3番手チン・ヘスからソン・アソプのタイムリーで4-4の同点に追いつき、4番手シン・ジョンナクから6番チョン・ジュヌのタイムリー、途中出場の7番シン・ヨンスのプロ初打点となる本塁打で4点を勝ち越し逆転した。8番手ク・スンミンは9回表に相手の反撃を断ち、ロッテが勝利し3連勝でサムソンと同率7位に並んだ。3位LGでは先発ウィルソンが7回3失点に抑えたもののリリーフが機能しなかった。LG打線ではチェ・ウンソンが3安打1打点と活躍。

 


キウム 4-5 ハンファ  (大田
(勝)キム・ジョンス 1勝  (敗)チョ・サンウ 1勝2敗14S

本塁打)ハンファ : イ・ソンヨル 7号、ホイング 7号 

 キウムは1回表にハンファの先発サーポルドから3番キム・ハソンのタイムリーで1点を先制した。ハンファは3回裏にキウムの先発ブリガム(元東北楽天)から3番ホイングの2点タイムリーで2-1と逆転した。キウムは4回表に相手のエラーで3-2と逆転したが、ハンファは4回裏に7番キム・フェソンのタイムリーで3-3の同点に追いついた。キウムは6回表にハンファの2番手イム・ジュンソプからチャンスを作り、代わった3番手イ・テヤンから2番ソ・ゴンチャンのタイムリーで1点を勝ち越した。ハンファは6回裏にキウムの2番手ユン・ヨンサムから5番イ・ソンヨルの本塁打で4-4の同点に追いついた。

 ハンファの4番手アン・ヨンミョン、5番手キム・ギョンテは8回表を無失点に抑えた。キウムの3番手ハン・ヒョンヒィは8回裏まで無失点に抑えた。ハンファの6番手チョン・ウラムは9回表を無失点に抑えた。キウムは9回裏から4番手イ・ヨンジュンを登板させ、試合はこのまま延長戦に突入した。ハンファの7番手パク・サンウォンは10回表、8番手キム・ジョンスは11回表を無失点に抑えた。6位ハンファは11回裏にキウムの5番手チョ・サンウから3番ホイングの2試合連続本塁打でサヨナラ勝ちした。キム・ジョンスはプロ7年目にして初勝利。ハンファ打線ではホイングが1本塁打3打点と活躍。5位キウムは3連敗。

 

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7号サヨナラ本塁打を打ったハンファのホイング(http://www.sportsseoul.com/news/read/763159 より)。

 

 

KT 7-4 キア  (光州
(勝)クエバス 3勝4敗  (セーブ)チョン・ソンゴン 2勝2敗3S  (敗)チョン・サンヒョン 2敗

本塁打)KT : パク・キョンス 7号

 キアは1回裏にKTの先発クエバスから4番チェ・ヒョンウのタイムリー、7番イ・インヘンのプロ10年目にして初打点となるタイムリーで3点を先制した。KTは3回表にキアの先発ウィーランド(元横浜DeNA)から6番ファン・ジェギュンと7番チャン・ソンウのタイムリーで3-3の同点に追いつき、6回表にキアの2番手チョン・サンヒョンから8番パク・キョンスの本塁打、2番オ・テゴンのタイムリーで5-3と逆転した。KTは7回表にキウムの3番手キム・セヒョンから途中出場の9番シム・ウジュンのタイムリーで1点を追加した。

  キアは7回裏にKTの2番手の高卒新人ソン・ドンヒョンから相手のエラーで1点を返した。KTは8回表にキアの4番手イ・ジュニョンから4番ロハスのタイムリーで1点を追加し、3番手チュ・グォンは8回裏を無失点に抑えた。4番手チョン・ソンゴンは9回裏に相手の反撃を断ち、9位KTが勝利し3連勝となった。6回を3失点に抑えたクエバスは3勝目。KT打線ではパク・キョンスが3安打1本塁打1打点と活躍。最下位キアは5連敗。

【レギュラーシーズン 順位表】
(5月15日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率
1.SK     44  30  13  1  .698

2.トゥサン   45  30  15  0  .667

3.LG     43  24  19  0  .558

3.NC     43  24  19  0  .558

5.キウム    45  25  20  0  .556

6.ハンファ   42  20  22  0  .476

7.サムソン   43  17  26  0    .395

7.ロッテ    43  17  26  0  .395

9.KT        45  17  28     0    .378

10.キア     43  13  29  1  .310

 

(文責 : ふるりん

レギュラーシーズン(5.14) 結果

NC3位浮上
 

SK 2-8 NC  (昌原)
(勝)ルチンスキー 3勝2敗  (敗)ムン・スンウォン 3勝2敗

本塁打)NC : ベタンコート 7号、ノ・ジンヒョク 8号  

 SKは1回表にNCの先発ルチンスキーから3番チェ・ジョンの犠牲フライで1点を先制した。NCは2回裏にSKの先発ムン・スンウォンから7番ベタンコート本塁打で2-1と逆転し、4回裏に2番キム・テジンのタイムリーで2点を追加した。2番手キム・テッキョンは7回裏を無失点に抑え、SKは8回表にNCの2番手カン・ユングからチャンスを作り、代わった3番手ぺ・ジェファンからチェ・ジョンのタイムリーで1点を返した。

 NCは8回裏にSKの3番手チョン・ジェウォンからチャンスを作り、代わった4番手イ・スンジンからキム・テジンのタイムリー、3番ノ・ジンヒョクの本塁打で4点を追加した。4番手キム・ジンソンは相手の反撃を断ち勝利し、NCが3位に浮上した。7回を1失点に抑えたルチンスキーは3勝目。NC打線ではキム・テジンが3安打4打点と活躍。先発ムン・スンウォンが6回4失点で降板した首位SKは連勝が3で止まった。

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3安打4打点を記録したNCのキム・テジン(http://sports.hankooki.com/lpage/baseball/201905/sp2019051421494257360.htm より)。

 

 
サムソン 4-3 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)チェ・チェフン 3勝2敗  (セーブ)チャン・ピルジュン 1勝6S  (敗)ハム・トクチュ 1勝3敗13S

本塁打)サムソン : ホ・ギョンミン 3号  トゥサン : キム・サンス 3号

 サムソンは1回表にトゥサンの先発イ・ヨンハから4番ラフのタイムリーで1点を先制した。トゥサンは1回裏にサムソンの先発マクガイヤから7番リュ・ジヒョクのタイムリーで1-1の同点に追いついた。サムソンは5回表に9番イ・ハクチュの犠牲フライで1点を勝ち越した。トゥサンは6回裏に1番ホ・ギョンミンへの押し出しの四球で2-2の同点に追いついた。サムソンは8回表にトゥサンの2番手イ・ヒョンボムから6番キム・ホンゴンへの押し出しの死球で1点を勝ち越した。

  3番手キム・スンフェは9回表に追加点を与えず、トゥサンは9回裏にサムソンの2番手チェ・チェフンからホ・ギョンミンの本塁打で3-3の同点に追いつき、試合は延長戦に突入した。サムソンは10回表にトゥサンの4番手ハム・トクチュから2番キム・サンスの本塁打で1点を勝ち越した。トゥサンの5番手ユン・ミョンジュンと6番手クォン・ヒョクは追加点を与えなかった。3番手チャン・ピルジュンは10回裏に相手の反撃を断ち、7位サムソンが勝利した。トゥサン打線ではリュ・ジヒョクが3安打1打点と活躍。

 

  
LG 0-4 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)トンプソン 2勝2敗  (敗)チャン・ウォンサム 2敗

本塁打)ロッテ : イ・デホ 7,8号、チェ・テイン 2号

 ロッテは2回裏にLGの先発チャン・ウォンサムから4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)の2試合連続本塁打で1点を先制し、4回裏にイ・デホの2打席連続本塁打、7番チェ・テインの本塁打で3点を追加した。ロッテの先発トンプソンは無失点を続けた。LGは6回裏から2番手ペ・ジェジュン、8回裏から3番手の大卒新人カン・ジョンヒョンを登板させ追加点を与えなかった。

 トンプソンは9回表まで無失点に抑え、8位ロッテが勝利した。韓国初完封を記録したトンプソンは2勝目。チームとしても2016年4月のラリー以来の完封勝利だった。ロッテ打線ではイ・デホが2本塁打2打点と活躍。3位LGでは先発チャン・ウォンサムが5回4失点で降板し、打線が沈黙した。

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韓国初完封を記録したロッテのトンプソン(http://www.busan.com/view/busan/view.php?code=2019051422523985013 より)。

  


キウム 3-7 ハンファ  (大田
(勝)キム・ミヌ 1勝3敗  (敗)イ・スンホ 3勝1敗

本塁打)ハンファ : チェ・ジンヘン 3号、ホイング 6号 

 キウムは1回表にハンファの先発キム・ミヌから5番サンズのタイムリーで1点を先制した。ハンファは1回裏にキウムの先発イ・スンホから6番チェ・ジンヘンの満塁本塁打で4-1と逆転した。キウムは3回表に4番パク・ピョンホの犠牲フライで1点を返した。ハンファは3回裏に4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで1点、5回裏に3番ホイングの本塁打で1点を追加し、6回表途中から2番手イム・ジュンソプを登板させた。3番手アン・ヨンミョンは7回表に追加点を与えず、ハンファは7回裏にキウムの2番手オ・ジュウォンから相手のパスボールで1点を追加した。

 キウムは8回表にハンファの4番手キム・ギョンテからチャンスを作ると、代わった5番手パク・サンウォンから3番キム・ハソンのタイムリーで1点を返した。キウムの3番手の高卒新人パク・チュソンは追加点を与えなかった。6番手チョン・ウラムは9回表に相手の反撃を断ち、6位ハンファが勝利した。6回途中まで2失点に抑えたキム・ミヌは2019年シーズン初勝利。ハンファ打線ではホイングが3安打1本塁打1打点と活躍。先発イ・スンホが6回6失点で降板したキウムは5位に後退。キウム打線では2番ソ・ゴンチャンが3安打と活躍。

 

 

KT 6-1 キア  (光州
(勝)キム・ミン 2勝5敗  (敗)ヤン・ヒョンジョン 1勝7敗

本塁打)KT : チャン・ソンウ 2号

 KTは2回表にキアの先発ヤン・ヒョンジョンから6番チャン・ソンウの本塁打で1点を先制し、先発キム・ミンは無失点を続けた。ヤン・ヒョンジョンは2回表以降追加点を与えなかった。KTは8回表にキアの2番手キム・セヒョンからチャンスを作ると、代わった3番手コ・ヨンチャンから5番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を追加した。キアは8回裏に相手のエラーで1点を返した。

 KTは9回表にキアの3番手イム・ギジュンからチャンスを作ると、代わった4番手の高卒新人チャン・ジスから2番オ・テゴン、4番ロハス、ユ・ハンジュンのタイムリーで4点を追加した。2番手オム・サンベクは相手の反撃を断ち、9位KTが勝利した。9回途中まで1失点に抑えたキム・ミンは2勝目。KT打線ではユ・ハンジュンが3打点、8番カン・ミングクが3安打と活躍。先発ヤン・ヒョンジョンが7回を1失点に抑えるも打線の援護がなく、最下位キアは4連敗。

 

【レギュラーシーズン 順位表】
(5月14日時点)
         試合  勝   敗   分  勝率
1.SK     43  29  13  1  .690

2.トゥサン   44  29  15  0  .659

3.LG     42  24  18  0  .571

3.NC     42  24  18  0  .571

5.キウム    44  25  19  0  .568

6.ハンファ   41  19  22  0  .463

7.サムソン   42  17  25  0    .405

8.ロッテ    42  16  26  0  .381

9.KT        44  16  28     0    .364

10.キア     42  13  28  1  .317

 

(文責 : ふるりん

光州キアチャンピオンスフィールド:サムソンライオンズ-キアタイガーズ(2019.5.2) 観戦レポート

 ここ5年ほど、韓国ではプロ野球本拠地球場の新設が相次ぎましたが、その嚆矢となったのが2014年に完成した光州(クァンジュ)キアチャンピオンスフィールドです。

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光州キアチャンピオンスフィールド周辺

 他により新しい野球場が完成して印象が変わったのもあるでしょうが、開場から5年が過ぎ、外見に新鮮さが失われているように感じられました。

 キアは前身のヘテ時代を含めプロ野球最多の11回の韓国シリーズ優勝を成し遂げています。2017年の優勝を受け、野球場の3塁外野席後方に、ヘテ時代からの球団の歴史を展示した建物が新設されていました(入場料無料)。

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 3塁側のキア応援席の入口付近には、今日のキアの先発出場選手の写真が飾られていました。一番右のPが先発投手のヤン・ヒョンジョンです。

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 ヤン・ヒョンジョンは2019年レギュラーシーズン、5月1日まで開幕5連敗と苦しみ、チームの成績低迷にもつながっていました。何とか本拠地でシーズン初勝利をあげたいところでした。

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 18時半に予定通り試合が開始となりました。

 1回裏にキア打線が5点を援護したこともあり、ヤン・ヒョンジョンは期待通りの快投を続けていました。

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ヤン・ヒョンジョン

 5月2日は木曜日の平日のため観客はあまり多くはなかったですが、3塁側のキア応援席は徐々に盛り上がっていきました。

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 試合はキアが8-1で勝利し、ヤン・ヒョンジョンは6回を1失点に抑え見事に2019年シーズン初勝利を記録しました。

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 試合後のヒーローインタビューは、初勝利をあげたヤン・ヒョンジョンと、7回裏にダメ押しの4号本塁打をライトポールに直撃させたチェ・ヒョンウでした。

 あまり表情を出さないヤン・ヒョンジョンは満面の笑みでしたが、これはこの日球場に連れてきていたまだ幼い娘の前でかっこいいところを見せられたからだったのかもしれません。

 試合後にグラウンドで抱き上げてインタビューにもこたえていました。

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ヤン・ヒョンジョン

 今日のMVP(最優秀選手)として選ばれたのは4番チェ・ヒョンウでした。エースの力投、主砲の一発とキアファンにはたまらない勝利だったでしょうね。

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今日のMVP(最優秀選手)チェ・ヒョンウ

 しかしながら、この試合の後もキアタイガーズは2年前の優勝チームとは思えない低迷が続き、5月12日時点では最下位となってしまいました。

 レギュラーシーズンはまだ3分の1も終わっていませんので、今後の巻き返しにより光州キアチャンピオンスフィールドが赤い熱気に染まることを期待します。

 

(文責:ふるりん